友見舞う背につくつく法師かな 海人
鰡飛んで遥か雲仙煙吹く
東京都釣瓶落としとなりにけり 炎火
菩薩から阿修羅となりし秋の川
行き交へば日傘をちょっと傾けり 章子
我の身に月日流れぬ夏の夜
コスモスや糸調子良きミシン音 薪
蚯蚓鳴く静寂飛び交う宇宙線
諧調のテニスの音や秋麗 豊春
宗達か雲と稲妻大騒ぎ
移ろいのぽつり秋蝉誰に鳴く SEINO
まえ翠とおくは碧秋の朝
鰯雲海より出でて海に入る 歩智
秋夕べ流るる雲は水墨画
十六夜が私の海に昇りくる 洋子
犬一匹女一人に蚯蚓鳴く
函南の郷のシュールや曼珠沙華 侠心
赤きテロ里山に満ちて彼岸かな
名月が黒い車の屋根の上 余白
霧雨の馬込の里に蚯蚓鳴く
秋灯寄り添ふ文の二通ほど 稱子
秋草のさもなき雨に垂れてをり
蚯蚓鳴く雨風止んで日も暮れて 雲水
雨降れば降るほど元気蚯蚓鳴く
ニホンヤモリ(守宮、家守)
シーボルトが新種として報告したため、japonicusと言われている
屋外に建て掛けておいた、パラソルの中に休んでいたらしく
パラソルを開いたら、驚いて床に落下した
目が赤いのは、その時に打って内出血したらしい
ごめんね