一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2146 新型コロナウイルス・・・待つしかないのか?

2020年08月10日 | つぶやき

 新型コロナについて、テレビ報道などでは、現在第二波が来ていて、感染者は日々増えつつある。その将来予測は、7月16日の参議院予算委員会質疑で東京大学先端科学技術研究センター児玉龍彦名誉教授の国会答弁がある。

 児玉教授「東京型、埼玉型になっている。つまりエピセンター(震源地)が形成されている。これを国の総力を挙げて止めないと、ミラノ、ニューヨークの二の舞になると懸念しております。今日の勢いで行ったら来週は大変になります。来月(8月)は目を覆うような事になります」従って、こういう危機的感染拡大を止めるためにどうしたら良いのか、という議論がマスコミの主流である。 

 一方、海外の専門家さえ不思議がられている問題がある。日本は、中国沿岸地域、ベトナムなどの周辺国と同様、死亡者数が非常に少ない、という謎である。

これを解明しているのが、京都大学大学院の上久保靖彦教授である。

「最初に先祖型(S型)という弱毒性のウイルスが武漢で発生した。これが昨年12月ごろに入り、世界中に蔓延した。

 次に、S型が変異した武漢ウイルスKが、日本では1月13日から3月8日まで入った。(3月9日は中国からの入国を完全に止めた日)この間、日本では大量の中国人が入ってきており、この時に日本では集団免疫(T細胞免疫)が出来た。(人口比率で55%で集団免疫になる)

 その後、変異した恐ろしい武漢ウイルスGが欧米に入り、毒性の強い欧米型となる。日本にはG型と欧米型が入って来たが、これをT細胞免疫が撃退した。

 ところが、欧米にはT細胞免疫が出来なかっただけでなく、Sしか入らなかったことで、ADE(抗体依存性感染増強)という作用で、逆にウイルス強化(劇症化)が起き、感染拡大した。そしてパンデミックになった。日本などとは逆の現象が起こった、というのである。

 新型コロナウイルスは、日本人に蔓延したのだが(一度はさらされている)、しばらくウイルスにさらされていないと免疫がすたれてしまう。従って、大事なことは、

 折角できた免疫力を維持するために、コロナウイルから隔絶するのではなく、普通に活動できる人は、逆に大いに活動した方が良い。

「もちろん、免疫が確立していない、例えば、ずっと施設にいらっしゃるお年寄りとかは違います。そういう方々への対策は別にとる必要がある」

 上久保教授は、「これは仮説ではなくデータを素直に示しているだけです」と言っている。どちらが真実に近いのか、私たちには待つという方法しかない。

 

アメリカ 累計感染者5,036,387人  死者162,851人

日  本 累計感染者   48,907人    死者   1,048人(8月10日現在)

タカサゴユリ(高砂百合)

 

コメント
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