一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2231  飲むほどに肴は焼いた唐辛子    沙会

2021年10月07日 | 

 50年前、放浪の旅をしていた頃、九州の居酒屋のメニューに「焼唐辛子」があった。何だろうと好奇心が働き、注文してみた。たしか鰹節と醤油がかかり、辛いには辛かったが、なかなか旨かった。

 調べてみると、ししとう、甘長唐辛子、伏見唐辛子、万願寺唐辛子などが使われている。今どきは、生姜、大蒜、玉葱、胡麻、鰹節、乾燥海老、バター、醤油、などで調理しているらしい。

 又、最近「柚子胡椒」の胡椒が青唐辛子だということを知った。唐辛子は、青いままで立派に辛いから、赤くなるまで待つ必要はないのだ。香りの柚子と辛みの唐辛子の相性は抜群である。

 私は、昔から唐辛子が大好きで、朝から味噌汁にたっぷり唐辛子を入れて食べているが、どうやら作者も無類の唐辛子好きらしい。

唐辛子舌をちゞめて蕎麦啜る   沙会

 なども、唐辛子好きでなければできない句だろう。

タマアジサイ(玉紫陽花)

コメント
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