一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2269  戛々といくさ近づく春の果  雲水

2022年05月21日 | 

(かつかつと いくさちかづく はるのはて)

 いったい、これから世界はどうなるのか? 新型コロナ、医療逼迫、格差拡大、社会不安、デフレ、低賃金、自殺、子供たちの未来、人間社会の未来、ウクライナ、シリア、ミャンマー、アフガン、イエメン情勢、予期せぬ大洪水、首都直下地震、東南海地震などの自然災害、どれを取っても明るい材料はない。

 近代の人間は、生物兵器、原子爆弾、大陸間弾道ミサイル、戦車、AI、ドローンなど、様々な殺戮武器を開発してきた。しかし、そういう高度な科学技術を獲得しながら、戦争を回避する思想と方法には極めて無能無策である。

 最近の日本政府は、アメリカに加担し、ウクライナへの軍事援助やロシアへの経済制裁に協力している。又、中国、ロシア、北朝鮮を仮想敵国として、防衛予算を増やし、敵基地攻撃能力、防衛能力の強化に注力している。

 しかし日本は、中国やロシアと比べてあまりにも国土が小さいから、例えば日本の54基の原発にミサイルを落とされれば、あっという間に死の国土になってしまう。政権の無駄な計らいによって、戦争という亡国に近づいているような気がしてならない。

ハルジオン(春紫菀)

コメント
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