一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

852  寒明けて湯冷めのやうな京の街   紫水

2013年02月16日 | 

 一口に京都の町と言っても、繁華街や下町、寺社の多い町など様々な顔があるに違いない。それを前提に「湯ざめのような街」とはどういう街なのか。それは、期待感を持って京都にやって来たが、興ざめしてしまった、というようなことかもしれない。

  つまり、京の街に対して余り好意的ではない、ということは確かなようだ。。しかし、それ以外は、分かるような分からないような・・・・。「湯冷めのような」は、寒さ、冷たさという皮膚感覚ではあるが、それが「京の街」にかかると、心理的感覚の様相を呈する・・・・良くは分からないが面白い句ではある。


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