一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

320 目が合えばボーイ寄り来る避暑ホテル

2011年07月28日 | 

タイの陶芸を見る旅先でのこと。チェンマイのホテルの庭でお茶を飲んでいた。立ち話をしている二人のボーイを何気なく見ていたら、私に気付いたボーイがさっと近寄ってきた。

用事がある訳ではないので断ったバツの悪さ・・・・唯それだけのことだ。

 

同じチェンマイの寺院の回廊を、合掌しながら般若心経を唱えて歩いていたら、お坊さんに呼び止められ、入室するよう促された。

たわいもない話の最後に、シキビのような木の枝に水を付けて、うつむいた私達の頭にその水を振りかける儀式のあと、「あなたは、日本に帰ったら良いことが起きますよ」という御託宣があった。

 

そして、日本に戻った次の日、一匹の野良犬が現れ、そのまま居ついてしまった。「あのお坊さんの言った良いこととは、このことだ」と私は確信したのである。モモと名付けた彼女は、今年早13才になった。

 

しつけらしいしつけや訓練などほとんどしないのだが、実に忠実でよく言うことを理解する。実に賢いのだ。このモモが、タイのボーイと同じなのだ.

 

目が合えば犬の寄り来る夜の秋

 

タケニグサ(竹似草、竹煮草)ケシ科


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (森のおばさん)
2011-07-28 18:38:31
今日の俳句の講評がとっても面白く楽しいほんとにあった出来事で最高でした。
いいお話でした。
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犬の忠誠心 (issyo k)
2011-07-29 12:13:24
森のおばさん さま

犬の忠誠心には、本当に頭が下がります。

退職したとたん、年賀状が来なくなった、なんて話を聞くと、犬の方がよっぽど偉いんじゃあないか、なんて思いますね。
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