7月末、切妻の屋根の片面、南西方向にソーラーパネルを乗せた。
読者の中には、ソーラーパネル設置を検討している方もおられるかもしれないので、費用なども具体的に書いておく。
9月末、初めて丸々一か月の清算書が来た。買電5,000円、売電12,000円差し引き7,000円の収入である。それまでの電気代が約10,000円だから、実質17,000円の利益を上げたことになる。(売電と買電、発音が何故同じなのだ、ややこしい)
こういう数字が成り立つのは、1kwhあたり、買い電21円、売り電48円、つまり、倍以上の値段で買ってくれるからだ。国の政策によって、これは10年間保証されている。
この夏の猛暑では、発電モニターを見る楽しみがあった。ソーラーパネルは、太陽が出るとみるみる発電量が上がる。直射日光が頼りなのだ。
しかし、気温が高すぎると発電量は下がるそうで、5月に最も発電するのは、気温の影響なのだ。
メーカーや機種によって、性能や価格が違うので、良く検討する必要がある。業者もしっかり調べよう。
発電中の昼間は、売買の差額によって、自家消費するより売った方が得だ。しかし、電気を使っていないはずなのに自家消費が最低300wはある。調べてみると、犯人は、2台の冷蔵庫だった。
又、できるだけ消費を減らすため、ほとんどをLED電球に替えた。白熱灯の60wに対して、LEDは3,4wだから消費電力は、17分の1。寿命は、10倍。値段はまだまだ高いが、それでも1,2年で元が取れる計算だ。
設備投資に230万、市と国の補助金が約30万だから、実質200万の投資。これを回収するのに、試算では11年ほどかかるという。
ソーラーパネル設置の第一のお勧めは、別荘をお持ちの方。消費せずに売る一方だから、もうかりまっせ。
現在、日本にある太陽光の総発電量は、原子力発電2基分に相当するそうだ。おどろき、おどろき。
地球温暖化や石油の枯渇が叫ばれている。それは、人類存亡の危機でもある。まあ、その一助にでもなればと設置したが、これも猿知恵なのかもしれない。
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