今年の夏は、本当に暑かった。そして長かった。夏が大好きな私も、芯から参ってしまった。この句は、それを主題としていると思う。
木を切る鋸(のこぎり)には、両刃と片刃があるが、両刃が一般的。しかし、最近は、電動の丸のこ、チェンソーなど、機械化が進んでいる。私も薪割り機や草刈り機、ブロワーがなくては、悔しいけれどやっていけない。実に、情けないことだ。
さて、作者は、目立ての済んだよく切れるはずの鋸とにらめっこをしているのだ。
To go or not to go 暑さに参っている作者の逡巡している様子が、目に浮かぶではないか。
結果は、取り止めたのだから熱中症にならないで済んだし、句会にも参加できたのだ。とにかく還暦を過ぎたら、やせ我慢はしないに限る。お互い、のんびりやりましょう。但し、テニス以外はね。
それにしても、この2,3日なんと急に寒くなったことか。
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