一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1660   春落葉得体の知れぬものも掃く   喜久

2016年02月26日 | 

 「得体」とは、僧侶の着ている衣で宗派や格式が分かった「衣体」から来ているらしい。意味は、「物事の本質、真実、正体」「得体が知れぬ」とは、姿が見えていても正体が分からないこと。

 さて作者は、落葉以外にどんなものを掃いたのであろうか。どんな動物であろうか、全く得体が知れない。そう言えば、90回に「落葉焚くきっといろんな虫も焚く」という句があったっけ。

紅梅


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