一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1321   牧水忌千本浜に石拾う 

2014年09月17日 | 

  30数万本はあるという、沼津市の千本松原。沼津港から原までの10㎞の千本浜は、松原越しに富士山を望むことが出来、数々の文人たちに愛されたことでも知られている。中でも、大正15年に沼津をこよなく愛した若山牧水が、静岡県の伐採計画に対し、新聞に計画反対を寄稿するなど運動の先頭に立ち、計画を断念させたことで有名。近くには、牧水記念館がある。

  牧水は、昭和3年9月17日、沼津にて没す、酒が原因の肝硬変と言われている。享年43才。私が、牧水の歌を一首あげるとすれば、やはり・・・・

白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり

この短歌を俳句にすると

秋の夜の酒はしづかに飲むべかり

で良いわけだが、「白玉の歯にしみとほる」を切り捨てると、間抜けの俳句になってしまう。さすが牧水。

サワギキョウ


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4 コメント

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Unknown (輸那括絲子)
2014-09-17 14:12:27
14文字の余裕が短歌に安定をもたらすのでしょうね
その分、俳句には活力が期待される気がします。
すなのかつしこ‥でよろしくお願いします。
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ご教示下さい (issyok)
2014-09-19 09:53:13
輸那括絲子さま

「すなのかつしこ」とお読みするのですか?

何か言われがありましたら、ご教示下さい。
返信する
Unknown (輸那括絲子)
2014-09-20 00:30:17
謂われなど何もないのですよ。心掛けひとつで住み心地は好くなるように、それで名づけただけです。なかなか精進できてませんですけどね。笑
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????? (issyok)
2014-09-21 11:28:48
輸那括絲子さま

「括絲子・かつしこ」は、なんとか読めますが
「輸那・すな(の)」は、読めませんね。
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