一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

617  雷神が太平洋を渡りゆく  炎火

2012年06月18日 | 

 日金山(十国峠)から望む十国とは、西から遠江(とおとうみ)、駿河(するが)、伊豆(いず)、安房(あわ)、上総(かずさ)、下総(しもうさ)、相模(さがみ)、武蔵(むさし)、そして北の信濃(しなの)、甲斐(かい)、の10ケ国。

 この句の太平洋とは、駿河湾、伊豆沖、安房沖、相模湾を指すのであろう。それらの海上を雷雲が、稲光と雷鳴が西から東へ移動してゆく。たぶん私が見たのと同じ情景を、作者も見たのであろう。

 例えば「荒海や佐渡に横たう天の川」は、晴天ならば1年中見ることができるが、この句の情景は、たぶん一生に多くても数回しか見ることのできない貴重な体験なのだ。

 「地震、雷、火事、親父」というが、天変地異の代表は地震であり雷(神鳴り)だ。それを神のなせる技と恐れることこそ、原始宗教の根本とも言える。

その同じ太平洋上を、まもなく台風4号が渡りゆくらしい。

クロガネモチ(黒鉄黐) モチノキ科モチノキ属の常緑高木

雌雄異株の雌花

 

 


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4 コメント

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台風 (照れまん)
2012-06-19 13:23:37
こんにちはー 
御無沙汰してます。御健吟、何よりです。

ところで、また台風が最悪のコースですね。大雨をもたらすようです。ご注意下さい。

写真のクロガネモチの花ですが、我が家に偶然にも雄花と雌花があるのです。
それで、写真の花は 雄花ではなく、雌花ではないかと思うのですが、如何でしょう? 
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Unknown (issyo k)
2012-06-19 15:59:00
てれまん さま

ご指摘有難うございます。
早速、訂正させていただきました。

台風は、上陸後中部・関東の内陸を通過するようです。早、風雨が強くなってきました。
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写真は (イエテイ)
2012-06-19 22:52:48
 写真では一番手前にあるものは、ぼかしてはいけません。
画面そのものが散漫になります、手前になるものを決めて、そこにピントを合わせましょう。
手前も奥も狙うなら、絞りはうんと絞って、ね。
余計な御託並べてご免!
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アドバイス有難うございます (issyo k)
2012-06-20 16:46:06
イエテイ さま

写真のアドバイス有難うございます

ホントに安いカメラのAUTOで撮ってますので、
接写した時、ピントが合ったり、合わなかったりするんです。

ぼけていたとき、もう一度戻って撮り直す訳にもいかず、そのまま載せています。悪しからず。

但し、去年と比べると、これでも多少進歩しているはずです。

どうぞ、これからも大歓迎ですので、余計な御託宣をお願い致します。
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