一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

道祖神新樹光着ておわすなり  

2011年05月11日 | 

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道祖神新樹光着ておわすなり  多留男

 

道祖神は、賽(さえ)の神、岐(ちまた)の神、庚申塔などとも呼ばれ、歴史的にも古く、大和朝廷成立頃まで遡る。

集落の入口にあって、様々な大きさや形があるが、いづれにしても悪神や災いを防ぐための石塔の神様である。

 

裸木が芽吹き始める。新葉が次第に伸びて大きくなってくる。太陽の光が視界を覆う新緑を透かして道祖神に注ぐ。

緑がかった道祖神を「新樹光を着ておわす」と言っている。暑くもなく寒くもなく、新緑が心地よく眼に沁みる季節だ。

 

 

タツナミソウ(立浪草)


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2 コメント

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立浪草 (パピー)
2011-05-12 21:25:52
花の百名山(田中澄江著)に幕山の花として立浪草が紹介されています。幕山ではとても少なくなっているそうです。写真の花を見に行きたいのですが。
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RE 立浪草 (issyo k)
2011-05-16 16:19:37
窯の回りにあった立浪草を鉢に植えたところ、花が咲いてから、種を採って蒔いたところ、沢山出てきました。どんどん増えていますから、いつでも差し上げます。只今、花盛りです。
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