一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

95   行く年や幸の瓶詰持ち越さむ   つねひごろ

2010年12月15日 | 

残り少なくなったこの一年を振り返って、人は様々なことを思い起こす。忘れてしまいたいこともあっただろうが、幸せと感じたことが一つでもあれば、それこそこの一年が素晴らしかったと言える幸せ者だ。

 

この句、具体的にどんな幸せか、想像するだけで楽しくなる。まして、記憶が風化せぬよう、瓶詰めにしたいとなれば、決してありふれたことではないだろうし、もしかすると人には言えない秘密めいたことかもしれない。いや、きっとそうに違いない。

読者はそれぞれ、私の場合は・・・・などと行く年を惜しみつつ、一年を振り返ることになる。

 

 

 

 


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