社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

1月10日(土)

2015年01月18日 18時09分36秒 | 2015年

  7時起床。朝から部屋の掃除と洗濯をする。平日と同じ起床時間で少し眠いが、今日は予定が詰まっている。

  10時過ぎに家を出て、中山競馬場へ。家から中山競馬場まで、ドア・ツー・ドアで2時間ちょうど。ちょっと遠いが、競馬新聞で情報収集するにはちょうど良い時間である。いや、むしろ少し足りないくらいか。

  第5レースから参戦。今日は、どうしてもこの第5レース(3歳未勝利戦)に間に合いたかった。それは、このレースに「ユメハステズニ」という馬が出走するからである。オレハマッテルゼ産駒という比較的地味な血統だし、前走の新馬戦は16頭立ての11着と、少なくとも現時点ではそれほど期待できない状況だが、なにせ名前が良い。馬主の小田切有一さんは、有名どころでは「オレハマッテルゼ」を筆頭に、自らの所有馬に「ワラッチャオ」、「エガオヲミセテ」、「ワクワクカンヲ」といった明るくメッセージ性の強い名前を多く付けている。個人的には、こういう名前の付け方は大好きだ。残念ながら、今日のレースでは、ユメハステズニは16頭立ての16番人気、結果も12着と振るわなかったが、馬名に負けないよう、これからも諦めずに走って欲しい。

  昼食は、場内のラーメン屋「翠松楼」で。フードコートコーナーで行列が出来ていたので、私も並んでみた。注文は、定番のラーメン。シンプルな醤油ベースのラーメンで、ほっとする味である。一気にすすれるし、競馬場で食べるにはぴったりのラーメンだ。

  競馬を生で観られるのは贅沢なことだと、最近つくづく思う。ここに来るまでに、馬たちは数多くの調教(練習)を繰り返し、場合によっては怪我を乗り越え、調子を整えてきた。そもそも、レースに、しかもJRAのレースに出走することが出来る時点で、彼らは選ばれしサラブレッドなのだ。そんな彼らの走りを目の前で観るというのは、プロ野球やJリーグなどの選ばれたアスリートたちによる対決を観ることと同じようなものだ。いや、馬たちが文字通り命を賭して走っていることを考えれば、それ以上かもしれない。そう考えると、パドックで馬の息遣いを感じ、予想をして馬券を買い、コースに出て迫力ある走りを体感するという、約30分ごとに繰り返されるこの作業が、本当に貴重なものに感じられる。馬券が当たるかどうかは、あまり関係がない。競馬場にいるだけで、言葉では表現できない興奮に包まれるのだ。これは、競馬をやらない人はもちろん、生で観ない人にもわからない感覚だと思う(お金の面を考えればこの感覚はわからないほうが良いだろうとも思うが、私はもう戻れない)。

  最終の12レースまで、全8レースに挑戦して、当たったのはメインの11レースのみ。しかし、縁起の良さそうな名前のレース(招福ステークス)だったし、何より勝った金額がそれなりに大きくてそれまでに負けた分の大部分が返ってきたので、よく出来たほうだろう。最終的な収支は、約6,000円のマイナスだった。

  競馬場の前から路線バスに乗り、東武野田線の馬込沢駅へ出る。鉄道マニアとして恥ずかしい話だが、これまでこんな駅があることを知らなかった。そもそも、東武野田線は大宮から柏までだと思っていた。柏から先も、船橋までつながっていたとは。

  その東武野田線で柏へ出て、せっかくなので一旦下車。駅周辺が思ったよりも栄えていて驚かされる。一方で、初めて降り立ったのに既視感を頂いたのは、おそらく高島屋があって、ビックカメラがあって、そごうがあるという、大宮と同じような景色が広がっていたからだろう。

  常磐線で上野へ出て、笠間から来た彼女と合流し、夕食をとってから家へ帰る。競馬でかなり歩き回ったので、家に着くころには筋肉痛が始まっていた。スマホの万歩計アプリをチェックしてみたら、楽に20,000歩を超えていた。