恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

思索する夜

2005年04月18日 | 恐懼とか
ふと思うことがあって久々にTSUTAYAでDVDを借りました。
会員カードは持っているものの年に使うのは片手で数えるほど。
そんな使用状況なので年会費を払うのも何となく馬鹿みたいですが、
厄介な学校での報告も終わって今日ぐらいは息をつこうと画策し、
春の夜長をゆるゆると過ごすためにレンタルしてきたわけです。
家から一キロも離れていない場所までバイクで行ったわけなんですが、
そんな近場だけじゃ飽き足らないので近所を30分ぐらい流してきました。
夜の街の空気というのは当然、昼のそれとは一味違い、
違った魅力を見せてくれるので嫌いじゃないですね。
特に夜でも気温が上がってくるこの時期はバイクで軽く街を流すだけで爽快。
そのうちサーキット気分で首都高でも走りに行こうかな、と。

まぁ話は変わるんですが今日は大学の教育実習指導の授業で、
我々と同じ学生が行なう模擬授業ってのを初めて見てきました。
二人がそれぞれの実習予定教科を20分ぐらいで担当する形式なのですが、
さすが自ら名乗り出ただけあってそれなりにサマになってましたね。
そのうちの一人は塾講師の経験も長いということらしく、
話口調や授業の創意工夫でも見習うべき点が多く、かなり衝撃を受けました。
とはいうものの、私はどうもひねくれた性格の持ち主のようで、
しっかりとその人の能力を評価したいものの、素直に羨むという方向にならず、
どうしてもマイナスな面ばかりに目がいってしまい、
いわば重箱の隅をつつくようなことをして素直に「凄いなぁ」と思えないんですわ。
私がどうも負けず嫌いということも関係しているのかもしれませんが、
「俺ならここはこうするんだがなぁ」ということばっかり考えてしまう。
経験的に乏しい私は今日の彼の足元にも及ばないんでしょうが、
なんか知らないけど勝手に闘争心を燃やしている自分がいるんです。
我の分を弁えず、なんとも傲慢甚だしい自分に自己嫌悪。
素直になれない自分についてある程度は悪いと思うのですが、
「三つ子の魂百まで」というようにどうにも自分のことは直せないんですね。

よく履歴書なんかに自分の長所と短所みたいなことを書く欄で、
短所はいくらでも浮かぶのに、自分の長所はなかなか書けないことがありますが、
つまり短所はよく自覚しているのに長所って自分じゃわからないってことですね。
でもさすがに短所の欄に「素直になれない」とは書けないでしょうけど。
とりあえず自分の短所を認識することによって逆説的に長所を発見する、
という手段でも踏んで今後の自己分析にでも役立てていければいいなぁ、と。
就活してない私が自己分析なんていう俄に覚えた単語を使うのは恐懼ですが、
一人の大人としてもう一度自分自身をよくよく見つめなおす時期、かも。
そんなことをDVD見ながら考えていた春の一日。

恐懼謹言。
コメント (4)
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