恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

折りたたみ自転車

2005年04月20日 | 所感とか
ふと思うことがあってTSUTAYAで本を買ってきました。
単に昨日借りたDVDを返却に行くついでなのですが、
さすがに雨が降っていたのでバイクで行くこともなく傘を片手に自転車で。
ちなみに私が所有している自転車は16インチの折りたたみ式。
バイクと電車での移動が主になってしまった今となっては、
自転車に乗ってあっちこっちへ移動するということも少なく、
近所の駅前に飲みに行く時ぐらいしか使わないので、これで充分、
という思いが強かったので、何となく普通の自転車を買う気にもならず、
自宅の玄関にも収納できる折りたたみ式を購入したわけです。
さすがに16インチというだけあって坂道を登る時などはきついのですが、
小回りが利くということと手軽さに関しては申し分ない感じです。

かつて折りたたみ式の自転車で電車に乗り込んで、
降りた駅の周辺をサイクリングしようと企てたことがあり、
人が混まない時間帯を狙って電車に折りたたみ自転車ごと乗車しました。
そもそも電車内に自転車を持ち込むことに問題はないのかなぁ、と思い、
事前にインターネットなどでいろいろ調べたのですが、
折りたたんでいれば手荷物扱いということになるので問題ないらしく、
意気揚揚と自転車ごと乗り込んでいったのですが、やはり現実は厳しい。
改札口を通過する時も自転車を抱えているのでスムーズに抜けられず、
駅員から怪訝な視線を送られたり、道行く人に白い目で見られたり。
別に間違ったことをしているわけじゃないのに、恐懼に堪えざる思い。

電車の中に乗り込んでも好奇の目で見られ、なんともいたたまれず。
中にはオッサンが「そんなもん持ち込んでいいのか?」と聞いてきたり、
「それを持ち込むのにいくらぐらい別料金かかるんだい?」とか、
冷やかされることが頻発し、サイクリング気分も萎えてしまいました。
今になって思えば自転車に何のカバーをかけることもなく、
折り畳んだだけであったので、確かに奇妙な光景であったことでしょう。
自分がいかに正しいことをしているとしても、それが周りの人から見れば、
おかしく見えるということはこれに限ったことではないと思います。
例えば街中で原付が制限速度30キロジャストで走ってたらえらい迷惑だし、
全然車が通らない道で律儀に赤信号で立ち止まっていたら馬鹿正直と言われる。
適切な例じゃなかったかもしれませんが往々にしてあること。
子どもの頃はこうしたことに対して、とても純粋に決まりは決まり、
と受け止めて守っていたものが年を重ねるにつれて段々疎かになるもんです。
まぁこの場合、周りの人が単に物珍しがっていただけなんでしょうけど。

とりあえずこれを機に私が自転車を持って電車に乗ることはなくなりました。
今はもっぱら近所の移動にしか使わなくなってしまいました。
今さら電車に自転車持ち込んでいく勇気などないし、
ましてや通勤時間帯にぶち当たって恐懼に堪えざる思いはしたくないし。
そんな感じで電車やバイクばっかりになり、どんどん体を動かさなくなるから、
余計な所に脂肪がついてくるのかもしれません。
高校野球をやめてから早数年が経過し、あの頃の筋肉もどこへやら。
体を動かすことに抵抗感を覚えるようになってしまった今の自分、ダメです。

恐懼謹言。
コメント (1)
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