恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

電車・モラルハザード

2005年07月13日 | 所感とか
どうも最近電車に乗る人のマナーが悪すぎるような気がします。
といいますのも、やたら電車から降りる時に人にぶつかるんです。
ある程度混雑した駅を想像されるとわかると思いますが、
駅で待ってる人は電車から人が降り終わるまでホームで待ち、
そしてやっと電車に乗り込むっていうのは暗黙のルール。
なんていうか、人としてあたりまえっていう感じの。
しかるに最近私が出くわす事態というのが、
電車が駅に到着して、ドアが開いた途端に乗り込んでこようとする輩。

新宿などのように、ある程度人の乗り降りの激しい駅だと、
乗客が入れ替わるという現象があるので、ホームで待つ人としては、
早く乗り込めば席に座れる可能性も高くなるわけです。
と、すると多少客が降り終わらないうちに乗り込んでしまおう、
ってことなんだろうと思いますが、これがまた甚だ迷惑。
自分が降りる駅を忘れて出遅れ、おっと、って感じで焦って降りる時に、
人にぶつかってしまうことはまぁあることなんですが、
自分が降りる駅で、電車のドア前に待機しており、
ドアが開いてさぁ降りようという時に、進路を塞がれていたり、
ひどい時には思いっきりぶつかってくるって言う状況が最近頻発。

で、そういう人たちが越境通学している小学生だとか、
自己中心を絵に描いたような中年女性だったらまぁわからんこともない。
大阪に行けばむしろそういう乗り方のほうが「普通」だったりしますから。
しかし、こういうことをするのって大体が中年でスーツ姿の男性なんです。
いい年こいたオッサンが数人組でドアが開くと同時に車内へGO。
そしてドアが開いた途端に降車しようとする私に激突。
でもってそのオッサンは「なんなんだよ」と言う感じで舌打ち。
そこで私も怒りそうにはなるのですが、つまらないことでトラブルになり、
事件に発展したりするというような時勢なので、
ここで愚痴るぐらいしかしないわけなのですが、やっぱり納得いきませんな。

中年男性とはいえ、一応はこの社会を担う中心的存在ですよ。
企業でいうところの管理職の人間であったり、
家庭に戻れば年頃の子どもがいるお父さんかもしれない。
そういう人たちがこういう基本的なこと守れないでどうすんの、
という感じでちょっとした虚しさを覚えずにはいられません。
間違ってもこういう人々に「最近の若者は・・・」などと言われたくありません。
こんなことを思いつつたまたまネットを見ていると、こんな言葉が。

実年者は、今どきの若い者などということを絶対に言うな。なぜなら、われわれ実年者が若かった時に同じことを言われたはずだ。今どきの若者は全くしょうがない、年長者に対して礼儀を知らぬ、道で会っても挨拶もしない、いったい日本はどうなるのだ、などと言われたものだ。その若者が、こうして年を取ったまでだ。だから、実年者は若者が何をしたか、などと言うな。何ができるか、とその可能性を発見してやってくれ。

さすがは山本五十六。いいこと言うわ。
そして私も年をとるとともに傲慢にはなるまい、と思うのでした。

恐懼謹言。
コメント (2)
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