恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

テロの杞憂

2005年07月14日 | 日記とか
バイトに行くためにいつもの時間にいつもの電車に乗り込みます。
当然ながら乗り込んでくる客はその時々で違うわけで、
車内の風景もこれまた違ったものになってきます。
んで、今日も乗車後に空いてる席を見つけて着席。
その時に私の隣に座っていたのが中東人風の男性だったのですが、
その男の横には50センチ四方の箱が席上にドカッと置いてありました。
ったく荷物は網棚か足元に置けよなぁ、退ければもう一人座れるのに、
などと昨日の愚痴の続きのようなことを思いつつも、
ふと思い出すのが「テロ」という最近では頻繁にニュースで目にするアレ。

ひょっとしてこの箱の中に何かしらの爆発物が入っているのでは?
などとこんな辺鄙な都営地下鉄でありうるはずのないことなのに、
イギリスであんなことがあったばっかりなので、
やたらと一人で不安になってしまいました。
こんな真横で爆発でもしたら即死だろうなぁなどと勝手に心配し、
ダメージを少しでも和らげるためにあっちの席に移動しようかなぁと本気で考える。
でも、何の理由もないのにいきなり席を移動したらそれこそ不審だなぁ、
という感じで一人で勝手にフラストレーションを生じさせる。
ここでもし爆死したら今日のバイトのシフトはどうなるんだろう、とか、
今日のニュースJAPANの箕輪さんの解説はなにをいうんだろうとか、
気分はもう死地に赴く兵士の気分になってしまいました。

結局、その箱は爆発するわけもなく隣の中東人は新宿で一緒に降りることに。
何が入っていたのかは定かではありませんが、爆発物のわけないよな。
心の中とはいえ外見だけで人に対して偏見を持った私はアホですね。
中東の人=アルカイダの関係者なんて思っちゃうんですもん。
で、ふと思ったのが時々車内放送で耳にする「危険物の持ち込みはご遠慮ください」
っていうあれなんですけど、これからテロを起こそうって言う人間が、
このアナウンスを聞いて、「やべっ、ダメなのか」とはならんだろう、と。
ってことはあの放送をする意義はなんなんだろうなぁ。
もうダメだ。精神的に病んでますね、私。

恐懼謹言。
コメント (2)
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