恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

もう一つの高校野球

2005年07月18日 | 日記とか
私の出身校の高校野球は先日お伝えしたように、
一回戦で惜敗するという残念な結果に終わってしまいましたが、
私には年が4つ下の弟がおりまして、彼もまた高校球児だったりします。
同じ野球に携わる人間と言ってもその実力は千差万別なわけで、
こと野球の実力に関しては完全に弟のほうが私の上をいっています。
弟は私の出身校とは別の、そこそこに名の知れた都立高校で投手をやってまして、
実習校の生徒にもその名前が知れ渡っていてビックリした記憶がありますが、
まぁそれなりに期待を背負った存在のようです。
無論、甲子園だとかプロ野球には縁遠い存在ですがね。

考えてもみれば弟が野球をやってる姿を見たのは、
少年野球時代に同じチームに所属していた時ぐらいのもんで、
高校に入ってからヤツがどんな風になったかってのはよくわかってませんでした。
しかし弟も高校三年生という瀬戸際に立ち、公でヤツの野球を見る機会というのも、
おそらくもうこれぐらいしか残ってないだろうってことで、
自分の母校でもない高校野球を応援しに行くことに。
試合開始が10時という時間だったので、前日は早めに寝たのですが、
やっぱり普段からの怠惰な生活が身についているため、
ついつい二度寝にうつつを抜かし、気付いたら試合開始の10分前、9時50分。
もしここで負けでもしたら二度と見る機会もなくなってしまうかな、
などと思ったので、ここはケチらずに外苑前まで首都高を利用して駆けつけます。
比較的近距離なので、一般道でも首都高でも時間は変わらなかったかもしれませんが。

試合会場は神宮第二球場という、普段は打ちっ放しゴルフ場の野球場なのですが、
やはりあの「神宮」を名に冠しているだけあってそれなりに立派な造り。
思えば数年前に自分が野球やってた時も先輩の応援のためにここに来たような。
で、今日は休日ということもあって球場付近は交通規制が激しく、
バイクで向かった私は規制標識に翻弄されてなかなか辿り着けず、
結局球場についたのは試合開始の45分後でした。
まぁこれぐらいの時間ならまだ試合も中盤だし、まだ平気だろう、
と思っていたのが計算違いでありました。

球場に到着すると、4回裏8-0で弟の高校がリードでなお攻撃中。
で、ふと考えてみる。高校野球にはコールドゲームがあることを。
たしか5回の時点で10点差がついた場合、その場で試合が終了してしまう、と。
案の定、弟の高校はこの回の攻撃で5点を追加し、次の回で相手が差を縮めなければ、
その場で試合が終了してしまうという状況になってしまいました。
実際、弟はピッチャーなのでコールドであっても次の回に見る機会があるだろう、
と思っていたのですが、あまりの点差のために別のピッチャーを調整登板させ、
結局のところ弟のピッチングを見ることは出来ませんでした。
一応はさっきの攻撃で打席に立ったのは見たんですがね。
やはりピッチングを見に来た分、そこは残念でした。寝坊した私も悪いですが。

んで、最終的にその交代した投手があっさりと相手の攻撃を打ち取り、
試合はその場でコールドゲームが成立し、試合終了と相成りました。
なんと私が球場まで足を運んで、観戦した時間は僅かに20分。
首都高を使ったにしても移動時間のほうが長いっていう話ですよ。
まぁ、考え様によってはこの試合に勝ったことでまた次の試合もあるんですがね。
ただ親族の応援とはいえ、出身校でないチームの応援は、
アウェー感いっぱいで何となく居心地の悪さを感じたりもしました。

そんなこんなで家に帰ると弟には頭が上がらない私です。
恐懼謹言。
コメント
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