昼に大学の連中で集合し、夏の旅行の計画を。
青春18きっぷを5日間フルに使って九州へ、という企画で、
学生生活最後の夏休みをどうするか、というかなり気合の入ったものを話し合い。
海外に行かず、大人しく国内旅行にする辺りは日本史学専攻の学生らしいですが。
で、四時からいつものようにバイト先・新宿へ。
このバイト先、セルフ形式のコーヒーショップなんですが、
店の構造としては入り口近くに店員が業務を行うカウンターがあり、
それに向き合うような形で設置された客席、そして奥にはテーブル席といった感じ。
基本的に店員が働いている厨房はむき出しの形になっているので、
常にカウンター前に座る客の視線を受けながら働いているわけなのですが、
慣れてしまえば普通に働いている場合は、客の視線など特に意識はしません。
それでもさすがにカウンター内で大あくび、なんてことはしませんが、
やはり、いつもとは違った視線を感じてしまうと、こちらも意識してしまいます。
カウンター業務をしていて、向かいに座る客と目があう、
ということはそこまで珍しいことではないのですが、
それが一度ならず何度も何度も繰り返されると少し不自然な感じがします。
なんで見られてるんだろう、と自分の動作に不審な点があるのかと疑問に思いますが、
それでも今日の場合、明らかに客がレジにいる私に視線を送ってくるんですよ。
私が移動するのに合わせて、客もその目線を移動させてるわけで。
とはいえ、やはり思い過ごしだ、と思い込んであまり意識しないようにしていたんですが、
別スタッフから「なんかずっとあの人に見られてない?」と指摘され、
こうして予感は確信へと変化しました。俺は見られている、と。
何というかその視線、恋する乙女の視線とは別物な感じなのですが、
でも明らかにその視線の温度はかなり熱いわけで、
時折、携帯電話を取り出してカメラを向けるかのような仕草も。
さすがにここまで来ると、何となく私も身の危険を感じてしまうわけです。
かつてこのバイト先で、同じようにして客の一人に目をつけられたことがあったので。
ここまで確信的なものがあっても、やはりまだ思い過ごしなのでは、
と思いたい願望もあり、たまたまその客はレジのほうを見ていただけだった、
ということになることを期待し、レジから洗浄のポジションへ移動。
すると、その客は今までレジの方向に向けていた体を下げ台方向に向き変え、
完全に私を体で追う、という結果になってしまいました。
確信が更に強固な根拠を持ちえた確信へと変化した瞬間でした。
私が洗い物をする一挙一動に注視している視線が身に刺さるように感じられます。
洗浄ポジションでそんな視線に耐え忍ぶこと20分、ようやくその客は席を立ちます。
ふぅ、やっとこの視線から解放されるのか、と思う安堵とともに、
帰りがけに何か声をかけられたらキッツイなぁと思って、
私は後ろ向きになって目を合わせないようにしていたので、事なきを得ました。
客から気に入られるということは決して悪いことじゃありません。
たとえそれが気に入るの度を少々越していてもそれは嬉しいものです。
しかし、その相手が男だと素直に喜べず、むしろ怖いというのが本音。
視線を感じる其壱でも経験しましたが、その系の人に好かれる宿命なのかも。
なんなんでしょう、一体。
恐懼謹言。
青春18きっぷを5日間フルに使って九州へ、という企画で、
学生生活最後の夏休みをどうするか、というかなり気合の入ったものを話し合い。
海外に行かず、大人しく国内旅行にする辺りは日本史学専攻の学生らしいですが。
で、四時からいつものようにバイト先・新宿へ。
このバイト先、セルフ形式のコーヒーショップなんですが、
店の構造としては入り口近くに店員が業務を行うカウンターがあり、
それに向き合うような形で設置された客席、そして奥にはテーブル席といった感じ。
基本的に店員が働いている厨房はむき出しの形になっているので、
常にカウンター前に座る客の視線を受けながら働いているわけなのですが、
慣れてしまえば普通に働いている場合は、客の視線など特に意識はしません。
それでもさすがにカウンター内で大あくび、なんてことはしませんが、
やはり、いつもとは違った視線を感じてしまうと、こちらも意識してしまいます。
カウンター業務をしていて、向かいに座る客と目があう、
ということはそこまで珍しいことではないのですが、
それが一度ならず何度も何度も繰り返されると少し不自然な感じがします。
なんで見られてるんだろう、と自分の動作に不審な点があるのかと疑問に思いますが、
それでも今日の場合、明らかに客がレジにいる私に視線を送ってくるんですよ。
私が移動するのに合わせて、客もその目線を移動させてるわけで。
とはいえ、やはり思い過ごしだ、と思い込んであまり意識しないようにしていたんですが、
別スタッフから「なんかずっとあの人に見られてない?」と指摘され、
こうして予感は確信へと変化しました。俺は見られている、と。
何というかその視線、恋する乙女の視線とは別物な感じなのですが、
でも明らかにその視線の温度はかなり熱いわけで、
時折、携帯電話を取り出してカメラを向けるかのような仕草も。
さすがにここまで来ると、何となく私も身の危険を感じてしまうわけです。
かつてこのバイト先で、同じようにして客の一人に目をつけられたことがあったので。
ここまで確信的なものがあっても、やはりまだ思い過ごしなのでは、
と思いたい願望もあり、たまたまその客はレジのほうを見ていただけだった、
ということになることを期待し、レジから洗浄のポジションへ移動。
すると、その客は今までレジの方向に向けていた体を下げ台方向に向き変え、
完全に私を体で追う、という結果になってしまいました。
確信が更に強固な根拠を持ちえた確信へと変化した瞬間でした。
私が洗い物をする一挙一動に注視している視線が身に刺さるように感じられます。
洗浄ポジションでそんな視線に耐え忍ぶこと20分、ようやくその客は席を立ちます。
ふぅ、やっとこの視線から解放されるのか、と思う安堵とともに、
帰りがけに何か声をかけられたらキッツイなぁと思って、
私は後ろ向きになって目を合わせないようにしていたので、事なきを得ました。
客から気に入られるということは決して悪いことじゃありません。
たとえそれが気に入るの度を少々越していてもそれは嬉しいものです。
しかし、その相手が男だと素直に喜べず、むしろ怖いというのが本音。
視線を感じる其壱でも経験しましたが、その系の人に好かれる宿命なのかも。
なんなんでしょう、一体。
恐懼謹言。