恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

博物館をハシゴする

2005年07月25日 | 日記とか
本日の教育実習事後指導をもって前期の授業が終了するのですが、
授業の時間が午後五時半からと中途半端な時間なので、
昼頃に大学へ赴き、その名声だけは予てより聞いていたものの、
今までに訪れる機会のなかった明治大学博物館を見学にいきます。
見学は無料で、内容としては大学史・商品・刑事・考古の四つに大分され、
新校舎アカデミーコモンの地階に展示物があります。
大学史に関しては、私は特に愛好心はないのですが、
やはり校舎の変遷などを当時の写真などを使って展示があるので、
当時の学生生活などに思いを馳せ、興味深いものでした。
商品については特に造詣が深いわけでもないのでスルー。
刑事部門はおそらくこの博物館のメイン展示の一つで、
拷問具の歴史を展示したものなんかはかなり興奮しました。
複製品でありながら、あの有名な鉄の処女はかなりの迫力。ガクブルです。
考古部門に関しては一応史学専攻の学生なので興味はありますが、
正直、他の史学と考古学には何となく一線を画したものがあって、
黒曜石やら土器を見てもそこまでグッとくることもなく、淡々と見学。
ただ、あの有名な相沢忠洋の発掘調査を支援したのが明治大学だった、
というのは愛校心がなくても何となく誇りを覚えるような。

結構じっくりと見ていてもこの博物館だけでは時間が潰せず、
どうしようかと思案していたのですが、せっかくならということで、
大学の近くにある神田須田町の交通博物館へ向かいます。
博物館のハシゴという概念は船橋染六郎さんを参考にさせていただきました。
この場を借りまして略式ながら感謝の意を表します。
で、この博物館、鉄道好きにはなんともたまらないスポットではありますが、
何となく子どもの来訪者が多いというイメージもあって、
おそらく小学生時分に訪れたのを最後にご無沙汰しており、
今の年齢になって見に行ったらどうなんだろう、って感じで行ってきました。
もちろん「交通」と銘打ってるだけあって、鉄道に限らず、
船舶、航空機、自動車など交通に絡んだ様々なものがありますが、
やはり何と言っても鉄道コーナーの熱の入れようが違います。
ついつい見入ってしまって同行者には申し訳ない思いでした。
目玉設備である運転シミュレーターもあったわけですが、
小さな子ども達に混じって順番待ち、というのもみっともないので、
ここは一つ臥薪嘗胆、我慢しましたよ、えぇ。

そうこうしているといい時間になってきたので学校へ戻り、
事務作業を中心とした事後指導を終えていざ夏休み生活へ。
授業の後は未だに関係の続く去年の教職ゼミメンバーで慰労会。
なぜかよくわからない部外者が参加するハプニングもありましたが、
概ね盛り上がった感じで進行したのでよし、かと。
一次会の飲みだけでは飽き足らず、二次会へという流れでしたが、
先月はみんな教育実習に行っており、バイトに入れなかった、
すなわち全員が金欠であるので節約しようということになり、
コンビニで酒類を買い込んで屋外で飲むことに。
昨日の記事ではあんなに非難してたのにっていうツッコミはナシで。
騒がなきゃいいんです、きっと。

外に出ると雨が降っていたので、屋根がある場所を求め、
結局落ち着いた場所が大学校舎の一角。
夜の校舎というのは人がいないので、違った雰囲気を感じますが、
見慣れた風景の中に腰を下ろして一杯というのは滑稽、いや風流かも。
いきなり警備員に怒られるんじゃないかとヒヤヒヤしていましたが、
最初のほうはなぜか見て見ぬ振りをされて、飲み会黙認。
結局1時間以上飲み会が進んだ後で痺れを切らしたのか、
警備員にお咎めを受けてしまい解散することになりましたが、
ある程度甘やかしてくれたのかなぁ、と感謝感謝。
「これが若さか…」by たきお氏

そして周りの流れを考えないで一方的に喋るのはマズイなぁ、
と切実に感じた一日でもありました。いや、私じゃないけど。

恐懼謹言。
コメント
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