恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

男の子は乗り物が好き

2005年10月20日 | 日記とか
バイトも学校もない一日なので、たまには電車であてもなくブラブラ出かけます。
ぶらり途中下車の旅よろしく、気になった駅で降りてみるというあれで、
いろいろ考えた挙句、今日は東急目黒線を中心に回ってみることしました。
目蒲線として名を馳せていた路線ですが、今は目黒線と多摩川線に分断され、
なんとなくもの悲しい気がしなくもありませんが、
その一方では都営三田線・南北線と直通運転をしているということもあり、
私の家からでもアクセスは比較的に便利になりました。
まぁあまり出向かない少々ハイソな地域ですが、たまにはいいだろう、と。
某所で武蔵小山をお奨めしていたので、自分でも久々に行ってみようと思ったのですが、
何となくパフェを食べるような気分でもなかったので今回はパス。
途中の大岡山の駅に到着したところで向かい側のホームに、
ちょうど大井町線の電車が滑り込んできたので、衝動的に乗り換えてしまいます。
早くも目黒線からは離れてしまいましたが。えぇ。

そのまま大井町線で二子玉川方面に向かい、等々力駅で下車。
ここへきたら行く場所は一つです。あの有名な等々力渓谷です。
この渓谷は全長はおよそ1kmほどなのですが、水の流れる音と鳥の鳴き声が、
都心とは思えない雰囲気を醸し出し、束の間の癒しを与えてくれます。
昼間にも関わらず鬱蒼とした木々のおかげで日の光もあまり当たらず、
薄暗くひんやりとした空間になっているのもよろしいですね。
渓谷を1時間程度散策した後は腹も減ってきたので再び電車に乗り込み、
自由が丘駅で下車し、柄にも合わず小洒落たパスタ屋でランチを戴きます。
やっぱり下町の外れに生まれ育った私にはこういう所は本当に不似合いですな。
もう少し歳をとって渋味のある大人になってから出直そうと思いました。はい。

昼食後はどこに行こうかと思案しつつ、券売機上にある路線図を眺めていると、
意外と蒲田が近いことに気がつきました。蒲田といえば京急で言う所の羽田空港の玄関口。
そういやちょっと前に第2ターミナルがオープンして話題になっていたものの、
空港なんてめったに利用しない私は行く機会もなかったので、
どうせなら物見遊山でどんなもんか見に行ってみるかと思い立ち、
自由が丘から東横線・多摩川線を経由して蒲田へ向かいます。
東急とJRの蒲田駅は京急蒲田駅とは少々距離があるので、
それを繋ぐ商店街を通って京急蒲田駅へ参ります。
料金表を見ると京急蒲田から羽田空港までの運賃は330円也。
高い。
1つ手前の天空橋駅までは150円だってのに…。
果たしてこのような横暴が許されるのかは知りませんが、
とりあえず行くと決めてしまった以上は後戻りは出来ません。
周りの人間がほとんどこれから旅行や出張に行くと思しき大荷物を持つなか、
私は小さなバッグ一つで電車に乗り込んでいたので少々浮いていたかも。まぁいいです。

以前はテレビなんかでも注目の的になっていた羽田空港第2ビルですが、
流石に今となっては飛行機を利用する空港利用者以外の姿はあまり見受けられませんでした。
とはいえ、なかに一歩足を踏み入れてみるとここは本当に空港なのか?
と思うような豪勢で立派なつくりをした建物でありました。
商業施設なんかもしっかり入っていて、普通のデパートのような感じでした。
単に飛行機に載るために行くだけじゃなくて、ちょっと食事に、
とかそんな感じでも全然問題ないような。そんな感じでございました。
まぁどの店も一流の店なんでお値段もそれ相応なのですがね。
私などはそんなに頻繁に足を運んでたら金がなくなってしまいますよ。
なので、今度ここを訪れる時は飛行機を利用する時だな、と。
一通り中の施設を見終えた後は屋上にある展望デッキで飛行機を眺望。
いやぁさすがにジェット機はでかいでかい。
私の家の近くからでも空を飛んでいる飛行機はよく目にしますが、
このように間近で見るとその大きさには改めて驚かされました。
思えば高校一年生以来飛行機にも乗ってないなぁ。
ここまで目の前で見るとついつい乗ってしまいたくなるものです。

結局なんだかんだいって男というのは飛行機やら電車やら、
子どもの頃からとにかく乗り物が大好きなんですよね。
さすがに大人になると多くの人はそういう気も失せてくるものでしょうがね。
ま、とりあえず今日の私の一日はそんな童心に帰った子どものような一日でした。
別に現実逃避ってわけじゃありません。はい。

恐懼謹言。
コメント (3)
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