恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

思わぬ衝動買い

2005年10月25日 | 日記とか
毎週定番となっておりますが、火曜は学校前にバイトです。
段々と朝の5時半に起きるというのも慣れてきてしまいました。
なんだかんだ言って人間なんて所詮は慣れてしまうものかもしれません。

朝8時のピークタイムを難なくやり過ごし、一息ついていると、
スーツに身を包んだ女性2人がやって参りました。
普通にお客かと思って接客すると、「いや違うんです」と。
何が違うんだ、と問い質してみると彼女らは輸入雑貨店の店員を自称し、
最近になって勤め先の店が閉店してしまうことになったものの、
店の在庫が大量に余っているので、何とかその在庫を一掃しようと、
この近辺の飲食店の店員相手に行商よろしく商品を売り歩いているということ。
本来ならばそういう類のものはお断りしているのですが、
ちょうどその時間は比較的暇な時間であるということと、
こちら側の責任者的な人物が不在であったこともあり、
私の一存でその場でカウンターに向かって商品のプレゼンをしていただくことに。

その商品はというと、
・財布機能、携帯収納ポケットなどがついた大きめのシステム手帳(数ヶ国語対応)
・暗いところでも快適に読書が出来る小型卓上ライト(青白色LED)
・電池を入れると七色に光り輝くボールペン(虹色ネックストラップ付属)
この3点全てをセットに致しまして、お値段なんと1100円ポッキリ!
ご希望があればバラ売りも致します!
・・・とのことでした。
いや、正直な感想を言うと、どれもそんなに必要性を感じるものでもないし、
結局買ったとしても家で使わずにゴミになるだろうなぁと思いましたよ。
しかし。
冷静にこの3点セットで1100円ってかなり破格じゃないか?
そう思ってしまったのが運の尽きだったのかもしれません。
考えても見ればちゃんとした手帳というものをこれまで持っていたこともなかったし、
小型卓上ライトも持ってたら何となくネタになるんじゃないだろうかとか、
七色に光るペンも飲み会の席で披露したらそれなりにつかえるかなぁ、
などと考えてしまうようになり、段々と相手のペースに嵌っていきます。

女性の掌でビヨーンと動く卓上ライトや七色ライトペンの光が私を惑わし、
私の頭の中は完全にお買い上げモードにシフトしていきます。
しかしまぁさっき在庫処分とかいっていたので、ここは冷静にいくつか質問を。
手帳の中身は実は2005年仕様でだったりしないか、とか、
七色ライトペンの替えの電池は日本でも購入可能なのかとかそんなことを累々と。
結局のところ中身などを見せてもらってちゃんと使えるだろうことがわかると、
私はついつい「よし、じゃあ1000円にしてくれたら買いましょう!」
と言ってしまいました。ただでさえセット販売で原価を割る勢いのはずなのに、
これはけっこう無謀なお願いかなぁと思っていたのですが、意外にもあっさりOK。
もしここで値切り交渉に失敗したらそこでお断りしようと思っていたのですが、
もはや値切ってしまった手前、ここで「やっぱいいです」とも言えず、
衝動買いに近い状態で野口英世1人と3点セットを交換してしまいました。

買った後しばらくたってもう一度買った商品を冷静に見直すと、
何でこんなものを買ってしまったんだ…という後悔の念が沸沸と。
テレビショッピングでついつい高枝切りバサミを買ってしまった主婦の気分が、
今なら何となくわかるような気が致します。
まぁ1000円という買い物ですからそこまでダメージはありませんが…。
やっぱり勢いで何かするっていうのもいい時と悪い時がありますな。

恐懼謹言。
コメント (5)
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