恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

一ヵ月後からの羅針盤

2006年03月03日 | 恐懼とか
なんにしても待つ身というのはつらいもの。
特に何かしらの結果を待つというのはなおさらであります。
月曜日に受けた都内某私立高校の採用結果が今週中に出る、
ということで、普通に考えたら金曜日である今日までに可否が出るはずなんです。
昨日あたりから今か今かと電話を待っておりました。
んでもって今日のバイト中。
一度目の休憩(午後5時)の時には携帯電話には連絡なし。
もし実家のほうに連絡が行ってもそちらから電話が来るはずなので、
こちらからの連絡も待っていたのですが、一向に連絡なし。
そして二度目の休憩(午後7時)の時に携帯の画面を見ると、「不在着信」の画面。
ん、これはひょっとすると、と思ってみてみると実家からの電話の形跡。

ドキドキしつつ実家に電話をしてみると、高校から速達の封書が送られてきたそうで。
そうか、電話連絡だとばかり思っていたのですが封書とは思いもよらなかった。
電話口に出た妹にお願いしてその場で封書を開けてもらい、内容を読んでもらいます。
その口から伝えられた文書の内容は、「内定通知書」でありました。
もう一人の候補者がいたのでどうなることかと思いましたが、
どうやらその選考の結果、私が選ばれたということです。
正直、事態が飲み込めずに休憩中の事務所であたふた。
新発売のサンドイッチを試食していたにも関わらず、全く味がわかりませんでした。
わずか一週間前の電話によってここまで運命が変ってしまうことになるとは。
事態を飲み込めず、実感が湧かないというのはこういうことなのでしょう。

しかし、つい先日まで暢気に学生をしていた私を採用しようというのですから、
こいかほさんの言葉を借りるなら、「これほどの博打はない」と思います。
模擬授業も穴だらけで、面接でも答えに窮するような私ですからね。
とはいえ、そんな私を採用してくれた学校側の期待に応えたい、
という気持ちは十二分にあります。
前にも述べましたが、実力が足りないことは痛いほど自覚しており、
今後は勉強の毎日が続くことになるかもしれません。
1か月後からは希望よりも不安のほうが多い生活が始まるでしょうが、
しっかりと頑張っていきたいと思うわけであります。

しかし、本当にこの話は急なものでありまして、
バイト先にはまだ辞意を伝えていないのです。
本来ならば前もって2ヶ月ぐらい前までに伝えるのが筋なのでしょうが、
今回はあまりにも急な話であったために大変なことになりそうです。
自分自身としては望んでいた教職に就けるのだから嬉しさこの上ないのですが、
やはりバイト先で残された人のことを考えてしまいます。
これを読んでいる皆様はたかがバイト、とお思いかもしれませんが、
私にとっては学生生活とイコールになるような、本当にいい職場で、
だからこそ4年間も続けられてきたわけなんです。
もっと前もって辞めることがわかっていれば割り切れるのですが、
さすがに残り1ヵ月をきってしまった今になって・・・という感じではあります。
そんな中で明日、辞意を伝えるのは誠に恐懼に堪えざる思いであります。
これで受理されなかったら笑うしかありませんが。

恐懼再拝。
コメント (10)
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