恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

4年間の謝辞

2006年03月21日 | 恐懼とか
約4年間勤めてきたバイトも本日をもちまして最終勤務。
頑張れば3月末までの勤務も不可能ではなかったのですが、
色々と準備や勉強をしなければならなかったこともあり、
いつまでも二足の草鞋を履いているわけにもいかず、
引き際は潔く、とばかりにシフトが出ていた本日で最終勤務となりました。
せっかく最後の勤務ということなので、敢えて志願を致しまして、
開店の朝9時から閉店の午後9時までフル稼働をさせていただくことに。
これなら朝のメンバーにも夜のメンバーにも会えるわけで。
いまだかつてない長時間勤務ですが、
これで最後と思うと寝不足の辛さよりも感慨深いものの方が先にきます。

往時は週に2,3回は店の開けを担当していたのですが、
最近は夜中心のシフトだったので朝はご無沙汰していましたが、
休日の開店ということで時間の余裕もあって無事に開店。
連休の最終日にあたる今日は稀に見る暇さ加減で、大きな事件もなく無事に進行。
時折思い出話をしたり、はたまたいつものようにバカなことに興じたり。
今日シフトに入っていなかったスタッフも何名か別れの挨拶に来ていただき、
本当に人に恵まれたバイトだったなぁと改めて再認識しました。
まったく、恐懼に堪えませんわ。
本当に今日でここを去るという実感は閉店するまで、
いや閉店した後もしばらくは感じられないままでした。
なんとなく明日も普通にここで愛想笑いして接客してるんじゃないかなぁみたいな。
勤務を終えた後に今まで使ってきた仕事用の靴を処分した時は、
そりゃ寂しく悲しい気持ちになりましたがね。

そして着替え終えた後にはサプライズが用意されておりました。
一番世話になったであろう先輩K氏にメッセージ入りケーキのプレゼント。
社員W氏からはシャンパン、後輩K氏からは手作りの焼き菓子など、
最後の最後に私を泣かせるために用意したかのような仕立て上げ。
今までの労をねぎらうとともに今後の門出の祝い。
心づくしのもてなしを受ければそりゃ私だって感涙するっての。
まったく、自分は幸せものだわ。
急に仕事を辞めてしまうっていう自分勝手なこと言ってるにも関わらず。
今後、新しい職場に行ってもこの思いを無駄にしないためにもがんばらにゃ、
と思いましたよ。はい。
狭く小汚いという言葉がピッタリな職場でしたが、
スタッフの人々の心はそれとは相反するものでありました。

4年間、ある意味で大学よりも長い時間を過ごした新宿南口。
思い出せばキリがないほどの思い出がありますが、
そういったもの諸々を抱きつつ新しい世界へ、私は参ります。
本当にありがとうございました。

恐懼再拝。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする