恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

ふやけるほど湯三昧

2006年03月08日 | 日記とか
箱根2日目。久々に朝の7時などという早朝に起床し、
せっかくだからと寝覚めに風呂へ。粋ですねぃ。
朝8時からレストラン内において朝食。
てっきりバイキング形式だとばかり思っていたのですが、
これがなんとしっかりとコース料理になっておりまして、
給仕のお兄さんが料理を運んできてくれるという朝からセレブな食事。
こんなにしっかりと朝食を取るのは一人暮らしを始めてから数えるほどしかありません。
そのクオリティも素晴らしいものばかりでございました。
朝食前までトーストも食べたいけど、納豆も捨てがたいなぁ、
などと考えていた私がバカでした。

10時にチェックアウト。会計はやはり5000円で一安心。
宿を出た後はケーブルカーの代行バスで早雲山へ行き、
ロープウェイに乗り換えて大涌谷散策しつつ温泉玉子を喰らい、
そのまま芦ノ湖へ下って遊覧船乗船という箱根観光の定番ルートを巡ります。
余談ながら、ちょうどロープウェイで大涌谷上空に差し掛かって、
まさに絶景ポイントというところで不意に私の携帯電話が鳴り、
出てみると内定先の高校から今後の打ち合わせをしたいという旨の内容でした。
こんないいところで、大真面目に話をしなきゃいけないのも滑稽ですが、
狭いロープウェイの籠の中で皆を沈黙させてしまったのは恐懼に堪えず。
ちょうどその間は皆を黙らせてしまったし、私の会話の内容も筒抜け。
恥ずかしいったりゃありゃしません。
電話が終わった後で、「やっぱり営業口調だなー」などと揶揄される始末。
しかし、ああいうところでもしっかりと電波がしっかり入ってたのは恐れ入りますな。

遊覧船の後、箱根関所跡と付属の資料館を見学し、
杉の木がズラーッと居並ぶ杉並木の中を歩いて箱根町のバス乗り場へ向かいます。
今回の4人の中には花粉症の人間がいなかったのでよかったのですが、
花粉症にしてみたら杉並木の中を歩いていくなんて拷問でしょうな。
深々とした杉並木の風情を感じるどころじゃないでしょう。
すぐ横を国道が通っている割には立派な杉の木で、
昼間だったにも関わらず木立に日の光が遮られ、
薄暗くなっている様子を見ると、往時の旅人は旧街道であるここで一休みし、
歩いて目的地を目指したんだろうなぁと感慨にふけるとともに、
江戸時代には花粉症の人はいなかったのかなぁなどと一抹の疑問を覚えたり。

箱根町からそのままバスに乗り、箱根湯本駅へ向かいます。
ueta・こいかほ氏は一泊なのでここでお別れです。お疲れ様でした。
私はもう一泊していく予定だったので、そのまま再び登山電車に乗り、
強羅にある昨日の宿とは別の宿所へチェックイン。
到着後早々に温泉につかり、食後に一回、更に寝る前に一回と、
朝から数えたらこの一日だけで4回も温泉に入ったことになります。
一日にこんなに風呂に入ることもないので、体がふやけたような気がしましたが、
これでこそ温泉地を満喫するというもの。もはや気分はリタイアした老人気分ですが。
やっぱり日本人でよかったとつくづく思いますね。

恐懼再拝。
コメント
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