恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

生徒―私(初顔合わせ)

2006年03月23日 | 日記とか
朝6時半に起床し、春からの勤務先である高校へ。
本日は在校生の修了式があり、そこで来年度からの新任教員の紹介があるんです。
普通は新学期にやるものだと思っていたのですが、学校も色々なのです。
高校に到着してこの日初めて新任教諭全員が顔を合わせます。
同じ社会科で同じ大学の1人とは前回顔を合わせているのですが、
それ以外の教科でも何人か採用したと聞いていたので、
はたしてどんな人が同期として働くことになるのやら、とワクワク。
集合時間前になって1人、また1人と応接室に通され、新任教諭は総勢7名。
当初は重苦しい空気が応接室内に流れておりましたが、
ムードメーカー的な女性の1人が口を開き、やっと自己紹介という流れに。
やっぱり教師にはこういう能力が必要なんだろうなぁ。

自己紹介によると私と同大の彼、そして先ほどの女性を除いて、
4人は全員それまでに非常勤として奉職されていた方々で、
今年からこの高校で専任として採用されたということでした。
つまり、教職に関しては先輩であり年齢にしても結構な隔たりが。
同期とはいえなかなか差が開いてしまってるわけですな。
キャリアにしても年齢にしても私と同大の彼が一番下っ端なわけです。
下っ端の人間が私一人じゃなかったってのは幸いですがね。
その後、新任7人は職員室に行って現職の教職員の方々にご挨拶。
とはいっても7人もいるので一言述べるようなこともなく、
ただ簡単に「よろしくお願い致します」と言って一礼するぐらい。
新人を品定めするように見入る教職員の方々の目が怖かった…。

引続いては本日のメインイベント、生徒への新任紹介。
その前にまずは本年度で学校を去る方の離任式が行なわれました。
先生によっては生徒から悲鳴のようなものが聞こえるんですね。
えー、なんでやめちゃうんですかー?、みたいなね。
中でもその反響が一番すごかったのが本年度まで社会科担当だった先生。
その先生は本日は都合が悪く、その場には居合わせなかったのですが、
そのことが生徒に伝えられると、体育館内は大騒ぎに。
まるでテレフォンショッキングのお友達紹介の時のように。
おいおい、そんな人気のあった先生の後釜に入るなんて平気なのかよ。
お前なんかより前の先生のがよかったのに、なんて思われたらイヤだなぁ、
などと今から不安になっちまいますわ。

で、その後に新任の7名が壇上に上がり、紹介を受けます。
こちらも先ほどの職員への紹介と同様、一言言って頭を下げるだけ。
まぁこれぐらいのことは緊張などすることなく、
普段なら無難にこなせる私なのですが、どういうわけか声が上ずってしまい、
かすれ声で「よろしくおねがぃιふぁす」などとなってしまい、
生徒たちからは軽く失笑を買ってしまいました。
考え様によっては他の新任教師よりもインパクトは与えたかも…。
生徒との顔合わせは今までのところこれだけですが、
果たして4月からどうなることやら。
とりあえず教員になるんだなぁという実感は涌いてきました。

恐懼再拝。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする