2013年3月23日(土)
京都府の南丹市美山町と綾部市の境界にある山。昨年の松茸シーズンに一度洞峠側から入山しようとして止山で断念した経過がある。インターネットで検索すると、綾部側と美山側からそれぞれ2ルートほど登頂記が出てきたが、今回は美山町豊郷の西川源流からのルートをたどってみた。
豊郷集落を通る府道34号線を走り、舗装路終点のヘアピンカーブ手前に駐車する。この道路は府道綾部美山線というが、全線開通はしていない。
最初のヘアピンカーブで舗装は終わっている
次のヘアピンカーブに橋が架かっており、ここから西川の源流に入る。若干の踏み跡はあるが、テープなどの目印も見当たらない。途中に炭焼き小屋の跡が見られた。何度も川を渡渉しながら、歩きやすそうな所を選んで行く。川の石がとても滑りやすいので注意が必要だった。最初に現れた谷の分岐から西にルートを変える。その後も同じような谷筋を進む。
西川橋、ここから谷に入る
谷を遡行する
途中に枝谷が多いが主流を外さないように西に向う。天狗畑の真南あたりまで来たところで谷が三叉に分かれていた。方向からすると真ん中の谷かとも思ったが、一番歩きやすそうに見えた右側の谷へ入る。谷筋も歩きにくくなってきたところで、左の斜面に取り付いた。急斜面で一部に藪っぽいところもあったが、山頂への距離が縮まり高度を稼ぐ。山頂の少し西の稜線に何とか出ることが出来た。登りに要した時間は2時間17分だった。三角点のプラ杭を借りて18Mhzのアンテナを立てる。ソロモン諸島のH44G局とスプリットで交信できた。
天狗畑山頂(848m)での運用風景
天狗畑から地蔵杉方面
山頂のプレート
18Mhzのアンテナを撤去しハンディで430Mhzを聞いてみると、さっきまで煩かったトラック局も12時をまわったので静かになっている。聞き慣れたコールサインが聞こえたので、ブレイクを入れる。生駒市大原山のJL3VOG局と、八尾市十三峠のJJ3QAT局であった。
下山は当初予定していたルートを探してみる。洞峠に向う稜線には境界杭やテープも散見される。最低鞍部まで距離にして200m位まで下りてきたところで、左手の枝尾根に進む。目印はない。そのまま下りてきたところは、三叉の谷の真ん中の尾根であった。後は登りに使った谷を逆に下るだけだ。1時間30分で車に戻ることができた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます