旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

第12回国際バラとガーデニングショウ その3

2010年05月16日 22時42分12秒 | ガーデンショウ・レポート
今回一番面白かったのは12㎡の直角三角形のスペースを使ったガーデンです。
奥行きと広がりがあって新鮮な空間でした。

とてもシンプルなのですが見せ方が面白かった「婚カツ~幸せの階段を登って~」(株)岩崎造園さん
階段の天辺にちょっとクスッと笑ってしまいましたが



バイクと多肉植物の組み合わせのミスマッチがユニークだった「From Garage」芹沢プランオブガーデンさん
単にバイクがレトロっぽくてカッコイイというだけなんですけど



レイズベッドのボーダーガーデンとビオトープが涼しげで、暑くなったらここで過ごしたい、と思ったガーデンは
「春の一日」NIWAYA & Niwa Shinさん。




壁の上からあふれるバラが印象的だった「ちょっと一息」隆盛工業(株)さん(だと思います。デザイン画と庭が違うので・・・)
低い塀の石の上に植え込まれた多肉植物が、雰囲気に合っていました



壷を重ねた植え込みに色とりどりの花が入っているのに、旨くまとまっていたような気がする「もうひとつのじかん」
京阪園芸(株) 小柳倫子さん。黒っぽい塀に淡い色のバラと薄紫のラベンダーが美しく映えていました。




苔むした壁を持つ家なのかな。森の中のキャビンのような感じで、自然の中で遊ぶ子供たちの様子が思い浮かんだ
「今日は、どんぐりシチュー。」誠和造園さん。どうやら野うさぎの家だったようです


三角の空間をうまく作ったデザインだと感心したのが「Road of water. ~水の鏡に映る花~」atelier nanaさん。
こんなエントランスのレストランがあったら行ってみたいわ。格子の裏も綺麗に植栽されていました


フロントガーデン部門も、いくつも素敵なガーデンがあったのですが、昨年も見ているせいか、粒ぞろいだった気がするのにもかかわらず印象に強く残るガーデンが少なかったので割愛します。
ひとつ、これははじめて見たというディスプレイを。浮かぶコケ球。なんだか楽しいです


ご覧になっている皆さんもレベルが高く、綺麗に設えられている庭にも「これはただ並べているだけね」と、厳しいご意見も耳にしました。


好きだった壁掛けタイプのハンギングバスケット。


「フォーカルポイントがないと入賞できない作品例」と銘打った吊り下げタイプの一鉢。身近な感じ。



今回大きなボードで大宣伝コーナーをうっていた「北海道ガーデン街道
先日泊まった「ラビスタ大雪山」にもパンフが置いてありました。
私は関係者でもなんでありませんが、故郷の北海道の美しいガーデン風景を多くの方にご覧いただけたら、と思いますし、
ずっとそうなれば良いな~と思っていたので、この様に具体的に企画されるのはとても嬉しいのです。


レンタカーの際、富良野十勝間の峠を越える時はどうか慎重に運転を。お天気と道路状況は要チェック。
晴れていたら絶景を楽しみながら、霧がかかっていたらライトを点けて、走ってくださいね。



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第12回国際バラとガーデニングショウ その2

2010年05月16日 07時19分06秒 | ガーデンショウ・レポート

今回のコンテストガーデンはサイズが、A タイプは6×4=24㎡、Bタイプは三角形のスペース12㎡、フロントガーデン2.4×2.4=5.67㎡の3タイプに分かれています。
その2では、一番大きなAタイプで気になったガーデンをご紹介します。

今回大賞を受賞した木ごころサンの「春風駘蕩」。白藤のコンテナが見事。
白花をアイキャッチにするのは難しいと思うけど、これだけ立派なら一鉢でも十分なのかも。

ボサボサの西洋芝かな、好みです。その中に綺麗に草花が植え込まれていました。


赤いお家が印象的だった安行後楽園さんの「ハートGARDEN~時間の音色~」
黒い水がめが段々に連なる小滝から流れる小川が手前にあります。
他のガーデンが淡い植栽だったので、この赤い色のインパクトに心惹かれました。
うちの庭にも真っ赤なバラのアーチがありますが、私はきっと、どこかにインパクトのある庭が好みなのでは、と自覚させられました。


同様に、この車が好みなのでつい長居してしまった(株)義乃字さんの「ザ・ワゴン」。うちのガレージもこんな風だったら良いのにな~。
というより、この車だったら良いのにな~


会場で一番の人だかり。何でじゃ~と思って寄って行ったらあったのが、大きななんじゃもんじゃの木

空間創造工房 アトリエ朴さんの「ensemble/79」。アトリエ朴さんが広いスペースに庭を造るとこんな感じになるのですね。
色調に「らしさ」を感じました。


「里庭」は(株)グリーンキープサービスさん。草屋根など緑が多くて深呼吸できそう。


アスチルベのグラデーションが好きだった相模庭苑(株)さんの「La Bella Vita(美しき生活)」。幸せ感っていうのかな



約13年ほど前に、とあるカルチャーセンターでランドスケープの先生の講座(全10回ほど)を受けたことがあります。
当時は恥ずかしながら自信満々で、先生の話もさほど参考にならないな~と思っていたぐらいですが、
最後のプレゼンテーションで初めて正式なガーデンデザイン画を書くに至って、自分の力の無さを痛感したしだい。
その時の「三世代住宅の庭」という課題の私のコンセプトが目の前に

「花が主役 人が主役 みんなが楽しめる庭って?」Good ガーデン研究会 (有)煉創さん
車椅子になっても花の香りやガーデニングを楽しめたら、どんなに素敵でしょうね




あの時は、あまりの絵の描けなさに「イメージを形にするのは難しい」とすっかり鼻をへし折られ自信を失ってしまいましたが、
こうして形にされているのを見ると、心から嬉しいです。体の続く限りガーデニングしますよ、ターシャのように

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