今日も朝から晴れわたって気持ちの良い初夏の一日になりそうです。
昨日、熱海にある「アカオ ハーブ&ローズガーデン」へ行ってきました。
関東南部は、バラももう終わりだと思って、あまり期待していなかったのですが、それは大きな間違い。
今まで気温が平均的に低めだったせいもあり、そこは熱海の海岸を望む山の北斜面とその窪地に位置しているので、咲きようが遅くまさに見ごろでした
ガーデンの入り口からバスで山の上まで一気に登り、さまざまなテーマガーデンの薔薇たちをゆっくり眺めながら下っていくようにできてる、巨大なサンクン・ガーデン(沈床式庭園)。
一番上のローズテラス周りは、このガーデンでも一番日当たりの良いところで、バラは満開を迎えていました。
オールドローズガーデンのバラたちも甘い香りを漂わせていました。
カクテルの見事なアーチ。敷かれている石もアンティーク風(昨日の写真参照)。
アーチを抜けて下がるとイングリッシュローズガーデン。
入り口には同系色の3種類ほどのバラが絡まっていて、グラデーションを楽しめます。
淡い色あわせが落ち着いたロマンチックな印象。
ネグンドカエデ(フラミンゴ)のアーチを抜け右手に満開のヤマボウシの白い花を眺めながら下ると、
そこはプロポーズガーデン。
バラと宿根草や一年草が、ロマンチックな色どりでバランスよく配色され、植えられている踊り場です。
ここから見下ろすと、ピンクと白を基調としたウエディングガーデンが
途中バラのガゼボで一休み
バスの走る車道のガードレール下の法面にもつるバラが這わせてあります。いたるところがバラで覆われています。
斜面のガーデンの中でも、下方はリ・ガーデン以前は貯水池だった場所で、
リフォームの際、沢山の大きなごろ石を入れるなど、排水を良くするために苦労したのだとか。
今でも大雨が降ると一年草など流されてしまうのだそうです
ウエディングガーデンは白が基調で、花嫁さんのドレスのよう。ブッシュの白いバラは長く引きずるレースの裾みたい。
このガーデンでは珍しく、締めくくりのバラは暖色系。結婚後の明るい未来なのでしょうか。
3年前にリニューアルしたというハーブガーデンはフランス式でシンメトリー。
眼下に見えるのは熱海の海岸。遠くに島も望むすばらしい眺めです
全体のランドスケープは「10カ国大使夫人のガーデニング」も手がけた白砂信夫氏。
某紙によると「イングリッシュガーデンを学んだランドスケープアーキテクト」なんだとか。
女心を捉えています
植栽はアカオ・リゾートの担当者の方々だそうで、この広大なガーデンを管理する主要メンバーは5人。
薬をまくのも、凡そ日の出とともに始めて午前中(開演前までだと思います)上から順に作業して3日かかるのだとか。
バラの開花も、一度にバラが咲ききってしまわぬように、早咲き種から遅咲き種まで植え、
株の3分の1を少し後から咲くよう春先に剪定し、調整しているのだそうです。
こんなに一度に、これほど沢山のバラを見るのは初めてだったので、昨夜は興奮冷めやらず、なかなか寝付けませんでした
バラの名前など、ほとんど分かりませんが、とにかく沢山のバラに包まれたいなら、このローズガーデンはお勧めです。
今年は6月半ばまでは楽しめそう。お近くの方は是非足を運んでみてください。
ランチは海の見渡せるレストランで「桜海老のスパゲッティ」をいただきました
熱海へ向かうJR東海道線は途中から海の見える良い景色の中を走ります。案外近くて嬉しい驚きでした