旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

イングランドの海峡の街 と ロンドンでのエピソード

2015年07月02日 20時35分55秒 | ガーデンの旅~海外編

シシングハースト・カースルガーデンを後にしてツアーバスはイングランドの海辺の街へ。

ヘイスティングスは海辺の観光地だそう。
イギリスの海辺は初めて
小さなケーブルカーで丘に登ると見えた海はドーバー海峡


ショッピング街にはアンティーク屋さんやカフェやお土産屋さんが。
お店の前にシンメトリーのツゲの丸いトピアリーをまた見かけ、イギリス人はよっぽどこの手のコンテナが好きなんだな~
と、ある意味感心しました。

 
この街にきたら食べようと決めていたフィッシュ・アンド・チップス。
ふらりと入ったお店の名前は「マーメイド」。それっぽいでしょ
此処もそうですけど、ボリュームが・・・日本人には多過ぎですが、サクッと揚がった白身魚は美味しかったですよ
海沿いにいくつもシーフード料理のお店が並んでいましたし、お天気が良かったので、パラソルのテラス席も沢山ありました。

 

ヘイスティングスを後にして、次は歴史ある中世の海辺の街ライ

13世紀より国直轄の港町として栄え、14世紀には密輸業者(海賊)が闊歩していたそうです。
その後地形の変化等もあり、街は衰退し、そのままの状態で残ったのだそう。

密輸業者(海賊)が集まったパブ兼ホテルマーメイド・イン」も当時のまま。
お店の中を拝見すると、所々歪んだ真っ黒い古い柱が
よく朽ちずに今も存在していたものだと、驚きました
古い柱はこのホテルだけでなく、街のアチコチで見かけました。

この「頭はライオン胴体は魚」がライの街のマークだったそうです。

此処にはドーバー海峡から攻めてくる外国軍から街を守るための要塞がありました。
この旗はイングランドの旗。

丘の上の聖メアリー教会の時計塔から街を見下ろしていると、カモメが~

サヨナラ~カモメ~


 

そしてロンドンへ戻りました。    


 

車窓に見えてきたビッグ・ベン
あ~、何ともロンドンです。

今日が最後の夜となるな~。
中3日の旅だもの、一瞬だったけど、とっても中身の濃い滞在だったわ

 

最後の夜に、まともな夕食を食べたかったのですが、昼に食べたフィッシュ・アンド・チップスのボリュームがありすぎて、あまりお腹が減っていない
そうだ、イギリスビールを飲んで帰ろう
と思いたち、リージェント・ストリートをブラブラ歩いて目に入ったお洒落なテラス席のあるレストラン
近づいて看板を見ると好物のオイスターではありませんか
此処は美味しいに違いない
なかなか鼻が利くんですよ~好物には

中に入るとカウンター席を案内され、早速エールビールと生牡蠣を注文。
これが美味しいったら
生牡蠣を追加注文してしまいました

 

すると、近くに座ってスパークリングワインを飲んでいた英国紳士に話しかけられました。
あなたは日本人ですか?」
って、日本語で。

外国の方々は、日本人と中国、韓国人の区別がつかないと聞きますが、紳士が見抜いたことに一寸ビックリ
はい、そうです
と、日本語で答えると
私は日本語の勉強をしています。」
と言うので、此処は紳士の勉強のために日本語を話さなくては
(本当は自分の勉強のために英語で会話がしたかったけどね

紳士の英国人の奥さんが宝塚歌劇団の大フアン(追っかけ)で、その影響で紳士も月組の〇〇さんのフアンなのだとか。
タカラヅカ、恐るべし
「ベルサイユのバラ」の話で一寸盛り上がりました

牡蠣を追加注文すると、カウンター内の英国人のチーフウエイターさんが白ワインを一杯持って来て、
牡蠣にはビールよりこのワインが合うから飲んでみなさい
と、言うの(英語よ)
すると紳士が
コレは店のおごりです
と教えてくれた(日本語で)ので、テイステイlングに頂くと、超美味しい~ 一杯儲けちゃった
けど、私はビールが飲みたかったのだ~

そんな一寸した地元の方々とのふれあいトークにも満足し
これがロンドン最後の夜なのです。」(英語)
と言いながら、支払いを済ませると、チーフウエイターさんが
来週、予約の電話をくれるのを待っていますね」(英語)
だって。

紳士曰く、どうやらこの「BENTLEYS」は相当に有名なお店だそうですよ。

あ~また来たいわ、このお店にも

そしてホテルに帰ったのでした。

続く 

 

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シシングハースト・カースル・ガーデン

2015年07月02日 10時30分51秒 | ガーデンの旅~海外編

ロンドン滞在の3日目は、現地オプショナルツアーでナショナルトラストの管理するシシングハースト・カースル・ガーデンへ行きました。
イングランドのケント州(ロンドンの南東)にあるガーデンまで、ロンドン市内の渋滞等を含めてバスで約2時間強掛かったでしょうか。

このガーデンは「ホワイトガーデン」が有名で、まるでホワイトガーデンしかないような印象を受けていましたが、さにあらず
それ以外の見どころの方が多く、植栽も管理も素晴らしく、そしてバラと宿根草のベストシーズンでした

ランドマークのエリザベス朝期の塔に上ると、ガーデンが一望できます。

ホワイトガーデン。
丁度シンボルのロサ・ムリガ二―が咲き始めたところ。


サークル状のツゲの生垣や、ツゲに囲われた植え込み。
ガーデンルームがいくつもあるのがわかります。

長方形に仕切られた草花の植え込み。
この辺りにバラがたくさん植えてありました。
それにしても、本当に芝生が綺麗


ホワイトガーデン側から眺める塔。
ホワイトガーデンの草花も沢山咲いています。


ツゲの生垣に囲まれたガーデンルームの一つ。
ここの中心の小花の浅いコンテナはアンティークの水盤みたい。
マジェンダ色のバラはルゴサ系かな


コニファーのトピアリーのあるガーデンルームには暖色系の植栽。


レンガ造りのコテージの手前にはアリウムやバラやジギタリスなど、ロマンチックな色あわせ
白樺が植えてありました。

 

バラと宿根草の設え方が素敵

煉瓦の塀に誘引された蔓バラが見事 

 
これはシャンデリアリリー マルタゴンリリー
たくさん植えられていました。

 

白いカラーも、このガーデンの見どころなのでは。

 
こんな風景も好きだわ


 

花だけでなく、面白い敷石の小路も


小路の両側に植えられた木の枝が、上方で重なり合ている様子が、このガーデンの主の夫婦の仲の良さを表しているそうです。
とても不思議なカップルだったようですが・・・


メドウの中にある白いドーブハウス(鳩小屋)。
日本の英国風庭園でも「イングリッシュガーデンにはつき物だから」として見かけることがあるのですが、
「だからなんなの」と思っていました。
此処からやって来たのですね~わざわざ日本まで。

 

そして再び煉瓦の塀と蔓バラと宿根草の植え込みを眺めてウットリ・・・・
アララ、集合時間になっちゃった

 

シシングハースト・カーセル・ガーデンでも、沢山の美しい風景に出会えました
それだけでフォトブックを作りたいほど。
特に私の大好きなマジェンダ色(ハマナスの花の色)のバラが沢山咲いていて
もう~嬉しくてたまりませんでした

ガーデンはヒドコートマナーほど広くはないので、回り易いかも。

ツアーでご一緒した奥様(何度かこのガーデンに来ているそうです)が、
いつ来てもここは素敵なの
と、仰っていました。

歴史に翻弄されたり、主夫婦の微妙な関係もありで・・・物語に事欠かない庭であることは確かみたい。

それにしても、ヒドコートマナー同様、此処も時間が足りなかった
写真を撮りながら回るだけで精一杯の90分でした。

 

続く

 

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