旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

ウィズリー・ガーデンとハイドパーク

2018年06月24日 15時28分04秒 | ガーデンの旅~海外編

6月16日

この日は「女王陛下のガーデン」と呼ばれるRHS(英国王立園芸協会)のウィズリーガーデンへ行きました。
「ガーデン」というより、広大な植物園でした。
このイギリス旅行をTwitterにアップしていた中で、一番反応が多かったガーデンで、植物のコレクションは世界最高規模だそうです。
流石プラントハンターの国

入口のある建物が重厚で、入るとすぐに睡蓮の咲くカナルがあります。
シンメトリーになっている辺り、やはり欧米か

園内の小川に沿って、水辺に適した植物が植えられているのでしょうか。
アスチルべの他に色とりどりのクリンソウ(plimula japonica)が見られました。

とにかく広いので入り口で頂いた地図の「見どころマーク」の場所だけでも回ろうと、ロックガーデンへ
小さな滝のある流れがあり、その中に様々な植物が植えてあります。
この辺りはサラセニアの種類。
このロックガーデンは2005年に日本人造園家によって改修されたのだそうですが、上る時間なく和風スペースには至らず

水があるのでカルガモの親子が散歩中

グラスハウスを見学した後、すでに疲れたのでカフェで休憩&ランチ
広々としたオープンエアーのスペースもあるカフェで、サラダとパイのセットを食べて英気を養う


グラスハウスボーダーを上ると見晴らし山がありました。
振り返ると大きなグラスハウスが
ボーダーガーデンは宿根草がモリモリ育っていて素晴らしい
色合いが抑え目なのがイギリス流か

今回訪れた各ガーデンで、必ずアリウムを見ました
それも花後のシードヘッドを赤味がさすんですね
とにかくイギリスのアリウム愛がハンパナイです

途中でまたカフェを見つけました。
こうしたカフェが園内には何か所か在ります。
カフェの周りの植栽も素敵

そして外せないローズガーデンへ
うねうねと坂道に設えられたローズガーデンは、今が花盛り

芝生と宿根草と白樺か~

坂道を下がる途中でまた上がり別のボーダーガーデン(Mixed Borders)へ。
イギリスのボーダーガーデン愛もハンパナイです

植栽のダイナミックスさといったら

芝生に刈りこみ後…じゃなくてアートが(Lawn Art)が
遊び心があるのですね


コテージガーデンのエリアではバラとネぺタ、ラベンダー、ゲラニウムなどがモリモリ咲いていました。
この辺りに藤のアーチもできるようです。

長女をOakwoodエリアに放って、私はウォールドガーデンで休憩しました
足が・・・
様々な葉色の低木で設えられたガーデンと、それを取かこむ壁の蔓バラ
日本ではなかなか見られない光景かと。


この様な植物園は、はたして日本にあるのだろうか
見どころだけ抑えた、大急ぎの散策でしたが、只々圧倒されました
すべては一日でも回りきれないかも。
帰りのバスの時間を気にしながらの3時間半の滞在でした。

行き方
ロンドンの地下鉄でケンジントン駅 バスターミナルから715番のバス(一時間に一本)で50分ぐらい。
バスが高速道路に入ったら、道路沿いの「Wisley Gardens」の標識がみえてくるので、stopボタンを押しましょう。
寂れたバス停を降りて、橋を渡って数分歩くと着きます。


足は棒のようになっていたけれど、長女がどうしてもハイドパークに行きたいというので、ホテルに戻る途中に寄りました。
私が20代前半にロンドンを訪れた際、勇んでハイドパークに行きました。
だって、英語の教科書に載っていたんですもの。
その時のハイドパークは、何もないただの緑の広場だったような・・・

しかし、現在はその一角にローズガーデンがありました

満開のキングサリの下で語らう人々

お洒落なイングリッシュガーデンです。

ハイドパークは恐ろしく広いので、とりあえず池まで歩きました
ハイドパークの池には沢山のボートと白鳥と水鳥と…側にはカフェも
風が心地よく開放感があります。

ここで軽い夕食にソーセージマッシュを頂きました。
一皿にボユームがあるので、二人で分けて長女はジンジャービールを、私はビールを
イギリスの公園のカフェは何処もお洒落ですし、美味しいです。


この日も目いっぱい歩きました
盛りだくさんの一日でした。
ふくらはぎがパンパンになり、馬油でマッサージして、湿布して寝ました

続く

 

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