昨日は久しぶりに美術鑑賞へ
国立西洋美術館のリニューアル・オープン記念の企画展「自然と人のダイアローグ」(~9月11日)を観に行ってきました。
目的は修復されたモネの「睡蓮、柳の反映」で、以前NHKの番組でその修復過程を観て、一度実物を見てみたいと思っていたのです。
現在多くの美術館では人数制限をしている関係でインターネットの事前予約が必要。
私も事前予約していきましたが、当日券も用意されているようです。
このシステム、とても良いわ~会場内が過密になることが無いものね。
国立西洋美術館はル・コルビジェの設計による建物で、世界遺産の一つになりました。
前庭のブロンズ像はオーギュスト・ロダン作「カレーの市民」
「ダイアローグ」とは「対話、会話」という意味。
つまり「自然と人」のかかわりから生まれた芸術なのかと勝手に解釈し、これは好みの展覧会かもしれないと直感したわけです。
四季、空、雲、海、作物、植物、太陽等々~自然の風景がどれも美しかったです。
写真OKの作品の中から数枚ご紹介します。
クロード・モネの「雪のアルジャントゥイユ」
雪の風景が郷愁を誘いました~
ジギタリスの花が印象的だったポール・ランソンの「ジギタリス」
ジギタリスには毒性もあるそうです(音声ガイドより)
音声ガイドは私のような素人には助かります
モネやゴッホ、セザンヌ、ゴーガン(ゴーギャン)など美術の教科書に載っている有名どころの絵画も堪能した後、最後に現れるクロード・モネの「睡蓮」
松方コレクションの一つで、松方自身が直接モネを口説いて購入した一枚です。
花色がはっきりしていて、これも美しいです
お目当ての修復された「睡蓮、柳の反映」
ここまでで修復完了なのでしょう。
一部見られるようになっただけでも価値があると思います。
松方コレクションが何たるか、NHKのスペシャル番組で観ていたので少しは知っていましたが、忘れていることも多く、あらためて松方コレクションの歴史を学び、その意義と苦難の道のりに感心しました。
実際展示された作品群を眺めながら、その数の多さに驚きました。
これで一部なのだから、それだけ彼に理想があったともいえるし、富みがあったともいえるし、戦前のお金持ちのスケールの大きさにも驚かされます。
松方氏の思い描いていた美術館は現実になりませんでしたが、国立西洋美術館がこのコレクションのために建てられたのだと思うと、素人の私でも、いかに凄いコレクションなのか理解できました。
おかげでこうして世界の美術品を見られるのだから有難いですね。
企画展をもう一つ
ル・コルビジェの企画展「調和にむかって」(~9月19日)も催されていました。
国立西洋美術館の建物はル・コルビジェの設計によるもので世界遺産にもなっているからかな。
提供元が「大成建設」との事ですから、建設繋がりか~と妙に納得。
ル・コルビジェは建築家であり椅子のデザイナーだと思っていましたが、初めは画家でもあったのですね
芸術家には様々な表現があるのでしょう。
前衛的な作品でした。
「ピュリスム(純粋主義)」という芸術運動だそうで、コルビジェの出発が絵画とは思いもしませんでした。
オブジェも
「イコン」
企画展の中にはモジュロール兄弟チックな絵も飾られていて、ちょっと親しみが湧きました。
思いがけずル・コルビジェの芸術に触れられてラッキーでした。
常設展でレオナール・フジタの絵をチラ見して、美術館内のカフェ「すいれん」へ
お腹がすいちゃって
折角なので「ル・コルビジェプレート」を注文。
冷たいコーンスープやオープンサンドなど、中庭を眺めながら美味しくいただきました
ガーデンカフェ、やっぱり落ち着きます
帰りがけに休憩スペースでコルビジェのデザインした椅子を発見
腰かけて一寸遊びました
美術館を出ると目に入ったハンギングバスケットのコンテナ
入館前には気が付きませんでした
これも「自然と人の~」でしょうか。
何か、嬉しい
ミュージアムショップでお土産をいっぱい買っちゃった
ハートのグミ、爽やかで美味しいです~
久しぶりの美術鑑賞に大満足
自分にとって身近なテーマだったからかもしれません。
企画展って、企画する人が居るわけで、その企画にまんまとハマった感じ
音声ガイドの力もあり、美術素人の私にはわかり易くて楽しかったです。
新型コロナ感染者が高止まりしている感のある東京、神奈川ですが、感染対策してまた美術館に出かけたいな。
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