旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

白いジギタリスの風景

2010年05月19日 15時24分13秒 | 旧庭(~2014March)

午後から雨になりました。暑さも少し和らいで草花もホッとしているかも。

この時期ボーダーガーデンの中心には白ジギタリスが咲いています。
今冬、白とオフホワイトの2種類の苗を買って植えました。
本当は5本立っているのですが、予想外の所からユリが芽を出し大きく育って、あまり目立たなくなりました



オフホワイトの花は花筒の中のドットが濃く、ハッキリとしています。


白のほうはドットが薄く、全体的にも白く見えます


手前の灰緑色のギボウシラムズイヤーとで、緑濃い中に白系でアクセントをつけてみたつもり





昨年初夏に種を蒔いたカスミソウが育って予想外に大きくなり、一緒に植えている灰緑色のコニファーの4分の3まで達してしまいました
この際少し切花として使おうかしら。




のコンビは好きな色あわせのひとつです。

白花は他の色と組み合わせて植え込まれたり、ほとんど白花ばかりでホワイトガーデンが作られる事が多いようですが、
こうして白花だけを目立たせてあげると、カラフルな花壇と同じぐらい目を惹くのではないかと思います。

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八重咲きのハイブリッド・ルゴサたち

2010年05月18日 15時49分38秒 | 旧庭(~2014March)
今日は夏日になったのでしょうか、ずいぶん暑くなりました。

庭ではバラが咲き始め少しずつ風景を作っています。
一番最初に咲いたのは、ハイブリッド・ルゴサのブラン・ドゥブル・ドゥ・クーベル
白い八重のハマナス(ルゴサ)だと思うと想像しやすいでしょうか。
甘い香りがハマナスのようですが、花びらは雨に弱く傷みが早いのが難点かな。


八重のハマナスとして売られていることの多い、ハンザはすこぶる強健種ゆえ10号の鉢植えにしています。
香りも強く見栄えがします


車庫上のフェンスの角においてハニーサックルとコンビにしているので、お向かいからもよく見えるらしく、
此花が咲くとご主人が「始まりましたね~」と声をかけてくれるようになりました。


昨年から絶好調なのがハマナス黄色八重として売られることの多いゲルベ・ダグマー・ハストラップ
今年も窓を飾っていますが、如何せんこう暑いと特に花持ちが悪く翌日には花を落とすので、なかなか景色になってくれないのが難点です。
でも涼しいときは一房に黄色のグラデーションができて素敵なのと、少しスパイシーな甘い香り(長女曰く「ちょっとワイルド」)が、
他のルゴサと違って魅力的です。


我が家のハイブリッド・ルゴサ(ルゴサの交配種)たちは急な暑さに弱いらしく、昨日今日と花が萎れて、どうも苦戦しているよう。

ルゴサは黒点病に案外強く、他のバラたちが葉を落とす中、何とか秋まで持ちこたえてくれるので、
棘棘が激しく取り扱いには注意が必要ですが、交配種でもどこか野生を残している雰囲気が好きですね~


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白いダッチアイリスとオーニソガラム・ヌタンスの風景

2010年05月17日 10時14分53秒 | 旧庭(~2014March)

私が帰省している間に満開になった庭の花をご紹介します。

ダッチアイリス(球根アイリス)ホワイト・オーションは純白の花に黄色の縞の入る清々しい花です。
球根袋の写真より品の良い印象。
手前の紫は昨年咲かなかった球根なのか、それとも白に混じっていたのか不明ですが、一緒に咲きました。



ミニ水仙のテタテートが終わった後、黒花フウロとコンビになるように植えました。イメージどおりになり満足



ダッチアイリスの花はジャーマンアイリスの花より小さいのですが、白花は緑濃いボーダーガーデンの大人しいアクセントになります。
来年も咲いてくれるかしら。養生しだいかな。



ボーダーガーデンの中ほど、ミニ・ギボウシやアマドコロなどの手前にオーニソガラム・ヌタンスが咲いています。
私が帰宅したころはほとんど終わっていて残念



ヌタンスが咲き終わったあたりでゲラニウム・チューベローサムが咲く予定で植えたのですが時期が合ってしまいました
チューベローサムの甘い雰囲気と、ヌタンスのクールな雰囲気が対照的過ぎ。ここは植え替えが必要かも。


ヌタンスは「ガラスの花」という流通名も併せ持つ、シャープなクールビューティ。緑がかったグレーと白の微妙な色合いが個性的で
気に入りました。でも、来年咲いてくれるかな


球根花は肥料を与えても球根が小さくなっていく物が多いような気がします。
来年どう咲くのか心配ですが見守って、今後につなげたいと思います。


今日もお天気が良くて爽やかで風も無く気持ちの良い一日になりそうです。昨日同様ガーデニングの続きをしなくては。
そして窓拭きバラの季節がやってきましたからね

  

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昨日午後、娘に誘われて茅ヶ崎里山公園へ行きました。
子供たちの笑顔が溢れていました。








広大な公園はまだ整備が続いているようです。 
白井温紀さんの記念ガーデンがあるのですが、それは秋のアップにしましょうか。
もみじが綺麗に色付いたころ。 
    

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第12回国際バラとガーデニングショウ その3

2010年05月16日 22時42分12秒 | ガーデンショウ・レポート
今回一番面白かったのは12㎡の直角三角形のスペースを使ったガーデンです。
奥行きと広がりがあって新鮮な空間でした。

とてもシンプルなのですが見せ方が面白かった「婚カツ~幸せの階段を登って~」(株)岩崎造園さん
階段の天辺にちょっとクスッと笑ってしまいましたが



バイクと多肉植物の組み合わせのミスマッチがユニークだった「From Garage」芹沢プランオブガーデンさん
単にバイクがレトロっぽくてカッコイイというだけなんですけど



レイズベッドのボーダーガーデンとビオトープが涼しげで、暑くなったらここで過ごしたい、と思ったガーデンは
「春の一日」NIWAYA & Niwa Shinさん。




壁の上からあふれるバラが印象的だった「ちょっと一息」隆盛工業(株)さん(だと思います。デザイン画と庭が違うので・・・)
低い塀の石の上に植え込まれた多肉植物が、雰囲気に合っていました



壷を重ねた植え込みに色とりどりの花が入っているのに、旨くまとまっていたような気がする「もうひとつのじかん」
京阪園芸(株) 小柳倫子さん。黒っぽい塀に淡い色のバラと薄紫のラベンダーが美しく映えていました。




苔むした壁を持つ家なのかな。森の中のキャビンのような感じで、自然の中で遊ぶ子供たちの様子が思い浮かんだ
「今日は、どんぐりシチュー。」誠和造園さん。どうやら野うさぎの家だったようです


三角の空間をうまく作ったデザインだと感心したのが「Road of water. ~水の鏡に映る花~」atelier nanaさん。
こんなエントランスのレストランがあったら行ってみたいわ。格子の裏も綺麗に植栽されていました


フロントガーデン部門も、いくつも素敵なガーデンがあったのですが、昨年も見ているせいか、粒ぞろいだった気がするのにもかかわらず印象に強く残るガーデンが少なかったので割愛します。
ひとつ、これははじめて見たというディスプレイを。浮かぶコケ球。なんだか楽しいです


ご覧になっている皆さんもレベルが高く、綺麗に設えられている庭にも「これはただ並べているだけね」と、厳しいご意見も耳にしました。


好きだった壁掛けタイプのハンギングバスケット。


「フォーカルポイントがないと入賞できない作品例」と銘打った吊り下げタイプの一鉢。身近な感じ。



今回大きなボードで大宣伝コーナーをうっていた「北海道ガーデン街道
先日泊まった「ラビスタ大雪山」にもパンフが置いてありました。
私は関係者でもなんでありませんが、故郷の北海道の美しいガーデン風景を多くの方にご覧いただけたら、と思いますし、
ずっとそうなれば良いな~と思っていたので、この様に具体的に企画されるのはとても嬉しいのです。


レンタカーの際、富良野十勝間の峠を越える時はどうか慎重に運転を。お天気と道路状況は要チェック。
晴れていたら絶景を楽しみながら、霧がかかっていたらライトを点けて、走ってくださいね。



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第12回国際バラとガーデニングショウ その2

2010年05月16日 07時19分06秒 | ガーデンショウ・レポート

今回のコンテストガーデンはサイズが、A タイプは6×4=24㎡、Bタイプは三角形のスペース12㎡、フロントガーデン2.4×2.4=5.67㎡の3タイプに分かれています。
その2では、一番大きなAタイプで気になったガーデンをご紹介します。

今回大賞を受賞した木ごころサンの「春風駘蕩」。白藤のコンテナが見事。
白花をアイキャッチにするのは難しいと思うけど、これだけ立派なら一鉢でも十分なのかも。

ボサボサの西洋芝かな、好みです。その中に綺麗に草花が植え込まれていました。


赤いお家が印象的だった安行後楽園さんの「ハートGARDEN~時間の音色~」
黒い水がめが段々に連なる小滝から流れる小川が手前にあります。
他のガーデンが淡い植栽だったので、この赤い色のインパクトに心惹かれました。
うちの庭にも真っ赤なバラのアーチがありますが、私はきっと、どこかにインパクトのある庭が好みなのでは、と自覚させられました。


同様に、この車が好みなのでつい長居してしまった(株)義乃字さんの「ザ・ワゴン」。うちのガレージもこんな風だったら良いのにな~。
というより、この車だったら良いのにな~


会場で一番の人だかり。何でじゃ~と思って寄って行ったらあったのが、大きななんじゃもんじゃの木

空間創造工房 アトリエ朴さんの「ensemble/79」。アトリエ朴さんが広いスペースに庭を造るとこんな感じになるのですね。
色調に「らしさ」を感じました。


「里庭」は(株)グリーンキープサービスさん。草屋根など緑が多くて深呼吸できそう。


アスチルベのグラデーションが好きだった相模庭苑(株)さんの「La Bella Vita(美しき生活)」。幸せ感っていうのかな



約13年ほど前に、とあるカルチャーセンターでランドスケープの先生の講座(全10回ほど)を受けたことがあります。
当時は恥ずかしながら自信満々で、先生の話もさほど参考にならないな~と思っていたぐらいですが、
最後のプレゼンテーションで初めて正式なガーデンデザイン画を書くに至って、自分の力の無さを痛感したしだい。
その時の「三世代住宅の庭」という課題の私のコンセプトが目の前に

「花が主役 人が主役 みんなが楽しめる庭って?」Good ガーデン研究会 (有)煉創さん
車椅子になっても花の香りやガーデニングを楽しめたら、どんなに素敵でしょうね




あの時は、あまりの絵の描けなさに「イメージを形にするのは難しい」とすっかり鼻をへし折られ自信を失ってしまいましたが、
こうして形にされているのを見ると、心から嬉しいです。体の続く限りガーデニングしますよ、ターシャのように

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第12回国際バラとガーデニングショウ その1

2010年05月15日 12時07分48秒 | ガーデンショウ・レポート
昨日「第12回国際バラとガーデニングショウ」を見に行ってきました。
その1では、主に国内外の有名(人気)ガーデンデザイナーの方々の作品で、私が気に入った風景などをいくつかご紹介します。

入場してすぐの「ローズアベニュー」は例年通りバラの回廊がありました。
その一角の植え込みには淡い色合いのジギタリスと、私の気に入っている石作りのキノコのオブジェ。
ジギタリスの群植は見ごたえあります。




今回の特別企画「ピーターラビットの庭仕事ー英国湖水地方の町から」というテーマに沿った「湖水地方のコテージと森のガーデン
ユ・メ・ミ ファクトリーさんと上野砂由紀さんと加藤造園さんのコラボです。
低い目線で見ると庭が違って見えますよ。」と加藤さん。


ナチュラル感あふれる植栽に囲まれた緑の芝生。上野さんのお得意では。花に隠れて兎ちゃんが居るかしら。


小さなカナル(水路)にガッコたち。結構気に入っちゃいましたこの風景


マクレガーさんのやさい畑」は西武造園 加藤理絵さん。
手前にはさくらんぼやポピーなども植えられていて農村の風景がピーターラビットの絵本の世界。


丘の上のフラワーガーデン」は昨年コンテスト部門で大賞を取った清水工業さんの庭。
水路にボート小屋など、アイディアがありますね。草むらが自然を切り取ってきたようです。でも丘の上か



テーマガーデンは「花が主役の庭」。
マークチャップマンさんの「リトリートガーデン」に咲く薄いピンク色のジャーマンアイリスが美しく、周りからも「綺麗ね~」という声が。


吉谷桂子さんの「精霊の庭」は、彼女が庭をデザインした「星の王子様ミュージアム」とのコラボらしく、納得。
アグロステンマが効いていますし、手前の色の系統でまとめた植栽は庭作りのヒントになりそうです。


今年もバラクラはホンダ耕運機とコラボのようで、芝を刈ってくださいとプレゼンしていましたが、芝生は好き
このようなフラワーガーデンのティパーティにお呼ばれしたいです



今年はいたるところでジギタリスを目にしましたが、特別企画のテーマ「ピーターラビット」=「ジギタリス」ってことなのかな。
花々の色合いも、ポターの絵本のように淡く温かみのある組み合わせが多く、目にも優しく調和が取れていると感じました。
でも植栽が、どこもちょっとワンパターンかな~

その中で異彩を放っては居るものの、ショー全体のアクセントになっていたのではと思えたのが「バラとドレスの競演
手の込んだビーズ刺繍にビックリです。あのお着物を着こなせる女性はどなたでしょうね。




そして、私が一番楽しみにしていた「エミリー・ディキンソンの庭」。
娘たちが子供のころ寝る前によく読んであげた「エミリー」という絵本に出てくる、アメリカの有名な詩人です。
どんなお庭になっているか楽しみにしていました。



私のエミリーのイメージとは違いましたが、椅子に腰掛けて詩作する無口な女性はイメージできたかな~。
娘が成人して遠い昔の事になった絵本ですが、もう一度読みたくなりました。仕舞い込んだ屋根裏を探さなくては


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ヒューケラ・ファンタンゴ

2010年05月14日 17時42分51秒 | 旧庭(~2014March)
朝は雨が降りましたがその後は良いお天気になってホッとしました。

昨秋、半日陰に植えたヒューケラ・ファンタンゴが一回り大きくなって、花をつけました。
濃い銅葉は緑の中で適度なアクセントになります。


花は丸い小さな実のような泡ののような感じで、お世辞にも綺麗とはいえませんが、ピンク色の粒粒は可愛らしいです


アーチ側から見るとクレマチス・ドクターラッペルと上手いことコンビになっているようです
手前に桃色の斑入り葉のアジュガが咲いていたのですが、撮った写真を消滅してしまいました。残念


玄関前のコンテナの先のフェンスに絡まっているのは羽衣ジャスミン。強い香りが玄関周りに充満しています。
今年はうまく誘引できず、伸び放題。自由というべきか放蕩というべきか。


チラッとマーガレットコスモスも写っていますが、ぼちぼち咲いてきています。黄色いくす玉の様になってくれるのが楽しみ

今日は突然仕事が休みになったので、余裕を持って「国際バラとガーデニングショー」へ行けました。
しかし、あまりに写真を撮りすぎて、うまく整理が付くかどうか心配です。後日お伝えしま~す。


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母の日の一泊旅行 ~ 二日目

2010年05月13日 21時19分36秒 | 北海道ガーデン巡り
5月9日(日) 当日は「母の日」です。山の上はガスがかかっていましたが、里に下りるとすっきり晴れました
ガーデン巡りをこの日にして良かった

旭岳温泉から一時間強ドライブすると上野ファームに到着です。一年ぶり。
丘のエゾエンゴサクもカタクリも昨年より増えたようですし、クリスマスローズの株も大きくなっているような気がします



昨年あまり見かけなかったバイモがあちこちに咲いていました。


白樺水仙は、私の勝手な上野ファームのイメージ。大好きな風景です


花が少ない中プルモナリアの青がいっそう鮮やかに見えました。


そこを散歩する鶏。上野ファームらしい光景ですね。ウサギもガッコたちも元気に庭をお散歩していましたよ。


ちょうど上野さんのお母様が庭仕事していらしたので、
「3月に神奈川の平塚でお嬢さんにお目にかかりました。」を声をかけると、
今は「国際バラとガーデニングショー」の準備で東京へ行っているのだと教えてくださり、
母娘で旅行するなんて良いですね~。思い出づくりですね。」とおっしゃって下さいました。

その後「なやカフェ」でランチして、ガーデンショップで母が帽子とエプロンを買い、次なる目的地「北邦野草園」へ。

初めて訪れた「北邦野草園」の広さは、想像を遥かに超し、山一つ分ありました。
ここでもエゾエンゴサクカタクリが満開。この群生の中にキバナノアマなども生えていて、こういう状態を「スプリング・エフェメラル」というのだと実感。


福寿草も満開でした。


オオバナノエイレンソウはまだ蕾でしたが、エイレンソウが咲いていました。


初めて見るエゾノイワハタザオは名前よりうんと可愛い白花です


ショウジョウバカマも初めて実物を見ました。母が「変わった花があるよぉ」と発見。


更にコゴミやゼンマイを発見し「ここで採ったら駄目なんだもねぇ」と母。山菜狩人魂がチラッと垣間見えました。


シラネアオイの蕾が色付き今にも咲きそうで・・・う~ん、季節の遅れが恨めしい



嵐山陶芸の里」でお茶でもしたいとぐるりと巡りましたが、休業中のお店が多いみたいで、諦めて直帰しました。

本当は展望台まで上りたかったのですが、母にしてみれば子供のころから見慣れすぎた光景で面白い場所ではなく
「こんな、その辺にもある景色見て面白いのかい」と、つまらなそうで疲れた様子だったので、断念しました。

実はその辺になんか無いんだよ、お母さん。そんな時代じゃないんだよ、今は。

上野ファームでエゾエンゴサクとカタクリを「此花はなんですか?」と聞いた方は地元旭川の年配の方。
「クリスマスローズは知っているのですが」とおっしゃっていましたが。

いつか母や私の見慣れた光景が、北海道から無くなってしまう日が来るのでしょうか。
あってはならない未来です




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母の日の一泊旅行~一日目

2010年05月13日 09時42分56秒 | 北海道ガーデン巡り
今回の帰省はちょうど「母の日」が含まれていたので、身内にカンパを募り、母を連れて一泊旅行に出かけました。
晩秋~冬~早春の半年間どこへも出かけなかった母も楽しみにしてくれていたようです。

5月8日(土) この日は雨だったので、濡れずにすむ場所を選んで旅程を組みました。
まず一時間ほどドライブして道の駅「ライスランドふかがわ」へ。
母が行きたがっていた地元で評判の釜飯屋さんでランチ。
写真は私の頼んだホッキ釜飯ですが、母の頼んだ鳥釜飯のほうがより美味しかったかも



お腹を満たした後、3、40分ドライブして友人のスウィーツ・カフェ「美瑛の森のメルル」へ。
一年ぶりの庭はさらに綺麗に整備されていましたが、如何せんこの寒さでまだ水仙が咲き始めたばかり。
でもお菓子とお茶は変わらず美味しくいただきました ガラスのピッチャーは特製品とか。良い形です。



ここからまたしばらくドライブして今回の旅の目的のひとつ倉本聰原作のドラマ『優しい時間』の舞台にもなった「皆空窯」へ行きました。
私はドラマのフアンですし、母の趣味が陶芸なので、何かこれからの作品のヒントになれば良いかな~、と思って。
中は撮影禁止なので戸外の様子。アートな陶芸作品が設えてあります。



この近くに温泉があるのですが気に入った宿がなく、少し離れていますが旭岳温泉まで車を走らせました。
この時期旭岳温泉まで上るのは路面の状態の心配もあり少し躊躇われたのですが、翌日の旅程も考えて、また一時間ほどドライブしました。
途中上るにしたがって道路脇の雪渓がうず高くなっていき、ガスも掛かって見通しが悪く、若干ヒヤヒヤしながらソロソロと運転
すると霧の中に素敵なホテルが現れましたラビスタ大雪山」。


ホテル前の雪渓は3メートルはあるかしら。さすが北海道の屋根、大雪山です。
ロービー内の暖炉や山小屋風の雰囲気に、若い頃一度だけ泊まった「上高地帝国ホテル」を思い出しました。


とても高級そうなホテルですがこの度はオフシーズン(山開き前)な上、当日会員になって割引があったのでお得に泊まる事ができました
室内は山の別荘風。なんちゃって暖炉の上にコーヒー豆とミルが置いてあります。自分で挽いて入れるのです。
なんて『優しい時間』チック ここにして良かった


備品もおしゃれ。ここでも鉄瓶の急須がありました。


温泉は露天風呂もある源泉かけ流し。体が心から温まります。冷え性の母娘にはピッタリ
ホテル専用の室内着でリラックス。母に生まれて初めてのエステもプレゼント。

お食事は和食レストランで「狩人焼きコース」を。
前菜にはウド、コゴミ、たらの芽などの山菜とニシンの甘露煮。桜餅風の椀物もピンク、緑、黄色と色鮮やかで味も良く、
メインの牛カルビ、生ラム、鴨、伊達鳥の焼き肉には、北海道ならではの山菜行者にんにく笹の子アスパラなどが添えられていました


朝食はバイキングですが、和洋どちらかのオードブルプレートが用意されます。こちらも随所に北海道らしさが


お部屋にお土産も用意されていました。地元東川町特産のお米の缶詰と天然水。こういった地域色は嬉しいですね


ロビーにはドラマで主人公が作ったマグカップが飾られていました
そういえば、ワインリストの一列目に「ふらのワイン」が並んでいましたよ。


ホテルのスタッフはどの方も親切で、母が「働く人みんな優しくて、こんなとこ初めてだわぁ」といたく感激していました。
随所に北海道らしさが織り込まれていて、道内道外を問わず旅人であれば感動&満足間違いなしです。

今朝も母から電話が来て思い出話。その一番はこのホテルでした。「また行きたいわぁ」とのこと。
身内には「オマエが一番楽しんでいるんだろう」と、若干白い目で見られているようですが、
母を味方につけて、また行っちゃおう 次回は旭岳ロープーウェイが動いている時にね

二日目は目的の第一のガーデンめぐりをご紹介。




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故郷の海と花と庭

2010年05月12日 12時28分49秒 | 旧庭(~2014March)

私の故郷は北海道北西部の農業と漁業が主な産業の過疎化の進む田舎町。
若い頃は町を出たくて仕方なかったのですが、年をとるにしたがって、懐かしく愛おしく思えるから不思議です。

帰省中あまりお天気が良くなかったのですが、丘の上のキャンプ場に上がって、故郷の海の写真を撮りました。


雲間から差し込む光が刻々と変化している様子が面白く、美しかったです。





少し山側に入ると、北海道ならではの野草の咲く公園があります。
エゾエンゴサクとカタクリが満開でした。


もう少し山側に入るとエゾノリュウキンカ(ヤチブキ)とともに水芭蕉が咲いていました。
地元で水芭蕉を見るのは初めてで、嬉しくなりました 
昔は沢に生えていた、と言われますが農地の改善等で少なくなっていったみたいです。
ここは後から植えたのではないかしらね~。


この辺りは田んぼの畦道沿いなのですが、沢山のエゾジカの足跡を見つけました どうやら水芭蕉の芽などを食べるようです。



今年は北海道も春が遅く、例年ならチューリップも色付く季節なのに、水仙でさえ蕾が多くまだ寂しい庭でした


プシキニアは咲いていましたがムスカリはまだ色付き始めた程度。


昨年上野ファームで買ったプルモナリアもようやく花が立ち上がって来たところです。かなり大株になっていて驚き




母も、今年こそ自慢のチューリップを見てもらいたかったのに、こんな状態で残念がっていました。
限られた時間の中で帰省するのですから、ショウガナイです。
いずれ見られる日も来るでしょう。



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