卍の城物語

弘前・津軽地方の美味しいお店と素晴らしい温泉を紹介するブログです

玉川温泉

2014-09-22 00:19:04 | 温泉(秋田県)
消防の屯所のサイレンや、消防車のサイレンを聴くと、もしや我が家が火事では!?と要らぬ心配してしまう。
こんな心配性の性格だからストレスで早死にするだろうな。ま、どうでもいい話。





先月こちらの「玉川温泉」に行ってきました。


場所は秋田県の八幡平の国道341号線の看板があるところから800mほど下ったところにある。


施設の手前に駐車場があるのだが、日帰り客は別途100円支払う事になります。



こちらは日本で一番有名な療養泉です。


玉川温泉はpH1.2の強酸性で、98℃の源泉が毎分9千リットルの1ヵ所の源泉地では日本一の湧出量で、「北投石」という微量のラジウム放射線を持つ石を産出する温泉地です。


効能は様々ですが、特に末期のガン患者などが多く訪れる事で知られています。
医者に見離された患者が最後の希望を託して湯治に訪れる人が数多い温泉です。
効能にガンとは謳ってませんが、病気が治癒したという話は多く、口コミで全国から病人が治療の為に集まっています。



館内に入る前にまず遊歩道沿いを散策します。

少し歩くと岩盤浴が出来るガレ場が広がります。
 
ここら一帯が蒸気がモウモウ、湯がブクブクと湧いています。

そして岩盤浴している人たちは大病を患っている人たちでしょうか。
命がけで岩盤浴している人も多いので、決して遊び半分の観光では来ない方がいいです。


昔はここら辺に露天風呂があったらしいが今は無い。


湯畑で作業してるなと思ったら、この日は湯華清掃の日でした。  

湯華清掃により、この日は温泉の状態が変わる事になります。



軽く散策し終わってから館内へ。

右手の建物は宿泊棟、向かいの左手の建物が大浴場で、日帰り利用は大浴場の棟で受付します。


普通は券売機にて発券するが、「秋田県日帰り温泉」本にて100円割引を利用しようと思ったら係りのおばちゃんに向かいのフロントで受付してくださいと言われ、一度出てフロントに行ってハンコ押して支払って領収証貰ってからまた浴場棟のおばちゃんに領収証渡すという、100円割引でこれほど面倒掛けるか!?というくらい手間が掛かった。


そもそも駐車場料金を徴収するのが納得いかない。
岩盤浴を無料で利用する人から徴収するのはわかるが、入館者も払うのはおかしくないか?
という事で100円割引でも利用しないと損した気になったので利用したら面倒な目にあったわ。



浴場は源泉100%浴槽、源泉50%適温浴槽、ぬるめ浴槽、熱め浴槽、弱酸性風呂、泡風呂、打たせ湯、饅頭風呂、寝湯、箱風呂、サウナ、かけ湯があります。

ほとんど総木造りの浴場です。

シャワー付きカランは16ヶ所あります。


かけ湯です。



お湯は無色透明、強烈酸味、弱硫化水素臭、弱ツルツル感とピリピリ感あり。

この日は湯華清掃の日だったので、多くの浴槽は薄緑白濁になってました。



源泉100%浴槽は36度の10人強サイズ。

源泉50%風呂は39度の15人サイズ。

熱め浴槽は41度の10人強サイズ。

ぬる湯浴槽は36度の4人サイズ。

バイブラ風呂は42度の6人サイズ。

弱酸性風呂葉41度の2人サイズ。

饅頭風呂と寝湯は36度のどちらも2人サイズ。


箱蒸し風呂は3人サイズ。

サウナは源泉スチームサウナで4人ほどのサイズ。



前回訪れた時は明らかな病人の客ばかりだったが、今回は明らかな観光客が多かった。
空いてた時間を狙ったがそれでも混んでました(なので浴槽画像無し)。



お湯はあまりに強烈なので、名湯だからといって長時間浸かると湯当たりします。



そんなわけで良い湯でした!

今回は珍しい白濁した源泉に入れて貴重な入浴でした。



なぜか観光客が多い日だったが、本来は湯治客が命がけで療養する温泉なので、観光で来るのは避けた方がいいかも。
温泉だけ入りたいなら「新玉川温泉」エリアの2軒のどちらも観光客向けで入りやすいのでそちらをおすすめします。


いつか大病を患った時は病院より玉川温泉にお世話になろうと決めています。
でも病気にならないように健康に気遣って日々を過ごしたいですね。

 

個人的オススメ度・☆☆☆☆


泉質・酸性-含二酸化炭素・鉄(Ⅱ)・アルミニウム-塩化物泉
泉温・98度(一部源泉掛け流し・加水あり)
効能・皮膚病、動脈硬化、神経病、消化器疾患、リュウマチなど

料金・600円
備品・有料ロッカー、無料ドライヤー、シャンプー、ボディソープ
施設・宿泊、湯治、日帰り、大広間、売店、レストラン

住所・秋田県仙北市田沢湖玉川
電話・0187-58-3000
立寄時間・9:00~18:00
定休日・無休(冬季は宿泊者のみ受け付け)