Jun日記(さと さとみの世界)

趣味の日記&作品のブログ

34回

2006-01-14 23:59:10 | アート・文化

     「冬の雨」

 雨が降りはじめた

雪はざらつくように沈み始め

折れた枝や色褪せてよじれた葉が顔を出していた

雪吊りできなかった私は柄杓で雪の中から銀木犀の枝を掻き出してやる

厚く確りした灰緑色の鋸歯のある葉

まだ汚れぬ雪中の寒を楽しむかのように元気だ

その葉の健やかなる事が嬉しい

思いのまま活動できた今日が嬉しい

 降り始めた雨に

濡れる事を厭わずに水を汲む

私は柄杓で軒下の鉢に水を注ぎ回る

積雪を避け寒気の緩みに乾燥し始めたミニバラの鉢々を巡る

葉は萎れ生気なく寒さに打ちひしがれている

日差しの射すことを待ち焦がれ身を震わせるかのようだ

幾つかは駄目かもしれない

思いの物に出会えなかったのは確か

 白い雪は銀の雨となりそぼろそぼろと降る

毛糸の帽子は私を雨から守りその衝撃からも私を守っている

夕刻の寒さもしのび寄らず素手の私の手さえ雨を感じることが無い

冬の雨は酷寒の今冬を凌駕してほの温かき灯火となる

内なる蜜柑色の灯火としてぽつりと灯る

私のあなたへの気持ちに似ている


33回

2006-01-14 20:00:00 | アート・文化

皆さんコメントありがとうございます。

今日は私はウエブ・カメラなるものを電気店へ見に行ってきました。

息子いわく、使えないものを備えなくたって、無駄でしょ!

私、出来る設備は備えておくに限るじゃないの、これから使うかもしれないんだから…。

そうですよね、使うかもしれませんものね。

      「ミントのリース」

 友達の新築祝いにとリースを作る

母と暮らすからとバリアフリーにした友人へ

おかげで貯金が限りなくゼロになったという友人へ

都心から離れたので通勤に1時間以上も掛かるという友人へ

妹が脳梗塞で倒れて入院してしまったという友人へ

女で一つでひたむきに頑張っている友人へ

お疲れ様!

お帰りなさい!

元気出して!

せめてこの香りがあなたを勇気付けてくれるように

爽快に、リフレッシュ出来るように、遠く離れていても香りは漂うからと

私はミントを選んでリースに作る

 まだリボンは上手く結べないけれど

たっぷり輪にしてチロリアンの花リボンにしました

溢れるばかりのリボンの花とミントの香りをお祝いに

友人と仲良くね!

     (もう結婚したのかなぁ、都会の人は結婚のんびりですものね。)

 縁というのは不思議なもの、もう新しい友達なんて出来ないと思っていても、ぱったり出会って付き合いがはじまったりするものですね、楽しみにしています、皆さん。