「うるさい香り」
また今日もうるさい香り
どたどたと家内に満ちて
落ち着いた部屋をかき乱し
不快感と憤りを残したまま外へと溢れ行く
口から生まれたような香り
重たく地を滑って語らずにいれぬ不快臭
寄らぬ人に寄りて泡立て
家内に納まらず外へとまた
今日もどたどたと溢れ出て行くうるさい香り
沈んだ香りは病の元
うるさい香りも家内の元
壺に詰めて蓋をして出先に戻したがいいうるさい香り
「うるさい香り」
また今日もうるさい香り
どたどたと家内に満ちて
落ち着いた部屋をかき乱し
不快感と憤りを残したまま外へと溢れ行く
口から生まれたような香り
重たく地を滑って語らずにいれぬ不快臭
寄らぬ人に寄りて泡立て
家内に納まらず外へとまた
今日もどたどたと溢れ出て行くうるさい香り
沈んだ香りは病の元
うるさい香りも家内の元
壺に詰めて蓋をして出先に戻したがいいうるさい香り
今年は過ごしやすい日が続いています。少し雪が舞い始めましたが、年初めの連休もイベントもつつがなく過ぎそうです。
「白く舞う雪」
ほんの小さな雪の舞
ふわふわと吹き上げられるように舞っている
白さ現れる寒さかな
ほんの小さな蟠り
曇天の空から濡れたアスファルトとに舞い落ちる
吹上げられる頼りなさ
ほんの小さな不安さえ
時と表示と居間にあり
何時もと違う胸騒ぎ
不文律の胸騒ぎ
時の来るのを待つ雪のほんの小さな初春の舞