まだ初七日があけない頃。
2日目から、この時間帯に目が覚めてしまいます。病院へ急いでいた時間、臨終の時間。
2日目は今頃なんじゃ?と思い、3日目はまたこの時間に目が覚めてしまったと思い、4日目はそろそろ慣れ、5日目はやっぱり目が覚めてしまったと、また眠る事もせずパソコンに向かっています。
まあ、勤務する前、1年くらい前はこの時間が目覚めの時期だった事を思うと、忌引き中は本来の体調サイクルに戻ったというべきかもしれません。
寝込んで目を閉じていると、時折、というか、不意に瞼に父の面影が浮かび、それも若かった頃の面影なので、ぎょっとしたりしました。何か思い出すことがあるのかもしれません。
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確かに、若い頃の父は父親然としていて優しい人でした。叱られた事もほとんど無く、むっつりし出したのは高校くらいからでした。
遺影が若いせいもあって、昔の父ばかり思い浮かぶので、良い思い出ばかり浮かんでしまいます。後年の不仲だった父の影が薄くなってしまいました。人の死後というのは皆こんなものなのかもしれません。
人間、遺影は若く見える写真にするべきですね。人は皆、若い頃はよい思い出が多いのでしょう。