その日家に帰ると、早速仕事から帰ってきた父に相談します。
付属中学というのがあって、入試があるんだって、合格するとそこの大学の中学校に通うんだって、
等々、聞きかじって来た事を父に話します。
父もよく知らなかったようです。私の言う事はよく分からないと言っていました。
大学の付属中学と言うのがあって、入試があるから、受けたいなら先生に言ってくださいって、
今日学校で皆に、担任の先生から言われたの。
そう話すと、父はそうだな、そういう話は聞いたことがあると言っていました。
優秀な人でないと行けないそうだから、私は無理だと思うけど、
と、私は続けます。
試験を受けるだけでも、広範囲の地域の優秀者が集まるだけに、自分の今の実力が分かるいいチャンスだ、という話だった。
と、にこやかに言って、
私、受けてみたいんだけど、と切り出します。
途端に父はうんともすんとも、苦虫を噛み潰したような顔をして黙ってしまいました。
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