1501回 「ドレミ」

　今日は穏やかなよいお天気に恵まれました。

雪も結構溶けて、嵩もグーンと減って、春らしい埃っぽさを感じました。

明日はまた雨になりそうですが、落ち着いた週末になりそうです。

　　　　　「ドレミ」

　霞んできた道埃っぽそうに

春の雰囲気を感じて玄関に佇むと

冬越しした植物が色あせた緑とブロンズ

寒の戻りもありそうな湿りがちの土に

がっしりした双葉の濃い緑確りと根付いて

これは木に成る双葉の芽

推し量ってみてもどの木の芽なのか

年暮れよりここに根付いてありそうでない木

どれの芽とも分からないドレミ…

春も口ずさみ始めた訝しげにドレミ

明日の雨に繰り返す春を樹木の葉に推し量ってドレミ

みそらそらそら春の空はドレミ

1500回 「雨音を聞きながら」

　今日は３月くらいの雨だそうです。

暖かいのでしょうか？雪は溶けそうです。
昨日の訂正をすると、ぽかぽか感を感じたのは私だけだったのかもしれません。外出した家人の話では空気は冷えていたとか。手が冷たくなったそうです。

雨に暖かさを感じるようになるのはもう少し先かもしれません。３月並といっても今が２月末になる時期、１０日ぐらいでこの違い、そんな気候の温もりが早くも感じられる雨、今日の雨はそこまで行っているんでしょうか？。

　　　　　　「雨音を聞きながら」

　雨音を聞きながら春雨

工事の喧騒を聞きながら久しぶり

これが３月弥生の雨かと

窓を開けて雪の塊を視界に臨むと

こびり付いたように湾、半島

熱気感じる作業霞たつのか煙るのか？

氷雨温もる雨なのか？

まだまだ２月内なる雨の

雪は溶けるか？早無くなるのか？　

　　　

1499回 「ぽかぽか」

　今日はよいお天気になりました。

お日様が当たるとぽかぽかと暖かく感じます。

　　　　　「ぽかぽか」

　暖かくぽかぽか

賑やかにぽかぽかのおうどんを

ぽかぽかと食べる

たっぷりの温かな汁と

ふかふかのお揚げ

大ぶりの葱がなじんで海草は若芽

今年もまだ若い芽の出た月

親類縁者の年を数えて

干支繰り返す老若男女

1498回 「ひいな」

　ひいなといえば「雛」

今日お雛様を飾りました。

母がお供えの蜜柑を食べていいというので、もう座敷に飾ってある事が分かりました。嬉しく懐かしいお雛様です、女の子の節句の時期ですね。

家のお雛様は私が幼少の折、母方の祖母が送ってくれたものです。成人して結婚した時は家を出たので、そのまま実家に残してありました。

…、どういう訳かその後このお雛様は母の物に。それ以前からも母の物風であり、私にはあまり馴染みがなかったお雛様です。

確かに子供の頃は人形遊び、お雛様を御殿から出したり入れたり、近所へ遊びに持って行き、そちらの家の御殿に訪問させ、御膳を前に「頂ます」だの「お上がりなさい」だのさせ、一般的なまま事遊びに使ったりしたものです。

季節限定の贅沢な人形遊びでした。お雛様用の婚礼用品や箪笥、火鉢、鏡台と、手当たりしだい取扱って、あちらこちらへ散々をしたせいでしょう、御殿のくす玉も一個行方不明になってしまいました。

　こうやってお雛様を眺めると、この時期はとても懐かしく思う少女時代です。

　　　　　「ひいな」

　ひいな祭りといえば雛祭り

雪洞、くす玉、御殿にお庭

桜に橘、数々の雛道具

弓矢に刀、扇子に笏

きらきらと冠に烏帽子

結ぶ紐のもどかしさがいつしか手馴れ

育った頃に大層懐かしい

今は自分で創作1年ぶりのにこやかな笑顔

相対して春の笑顔嬉しく穏やかに並ぶひいなの節句

1497回 「気分も晴れて」

　まだ陽光盛んな時期ではないのですが、今朝はお天気もよく穏やかな日になりそうです。

落ち着いた中の雪解けが待ち遠しい頃。

昨日友人にメールしました。些細な事なんですが、年賀状が届いたかどうか確認したんです。

ちゃんと届いていました。

昔の話になりますが、届いていなかった所があり、こちらにも来なくて、送らなくなり、かなり後になって、毎年年賀を送るのに私の方からは全然来ない、そう先方が立腹されていたと聞きました。

あら嫌だ　

何にでも行き違いという事があるようなので、ちょっと気になって確認してみました。

　

友人はびっくりしたでしょうね。

　　　　　「気分も晴れて」

　雪解け

久しぶりの太陽に滴り解ける

雪解け

思いがけず音信

冷蔵庫の中にもきゅるきゅると

巻き戻していく機械音進化したもの

歴史巻き戻して確認

私も進化したのかもしれない細心

ほっと安堵する先方の便りも無事に着信