雨になって、花は散ってしまう様子です。風がそう無いので、しとしとと春雨です。
母は本格的に調子が悪いようです。自ら、真面目にコルセット(ギプス)を使っています。腰の痺れなど訴えるので、お医者様にいわれた通り腰の圧迫骨折のようです。
これまで、背骨の圧迫骨折は2度、3カ所ありましたが、腰の骨といわれたのは初めてです。
『これは、新しい骨折か?』
と思い、本人を整形外科の受診に誘っても、大丈夫だからと断られ、あ、そう。と思ったのが月曜日の事。昨日花見に連れ出し、様子を見ているとあまり歩きたがらないので、
「お医者様の話では腰の圧迫骨折だという事だったし、今まで背骨は言われても、腰といわれるのは初めてだから整形外科に行って診てもらったら。」
と促すと、今回はそうねと乗り気なので、相当調子が悪いのかなと感じています。
それで、今日の日になるとやはりそう動けずにいて、ディサービスに行ったあと見てみれば、いつもの鞄が玄関にバタッと置き去りにされているのでした。
「この鞄、結構重いんじゃない?底が重い。」
などと私が言っていたのですが、そのせいでしょうか。
中にあったファイルだけ持って行ったらしく、荷物を持つのも億劫で重たかったのかもしれません。
風呂上がりの着替えさえ、脱いだものが重いのか着替えが重いのか、持ち歩かなくなって結構経ちます。
母も年ですね、亡くなった父の年齢と照らし合わせては、比べては、あと何年で父の亡くなった歳、その歳にはまだまだと、頑張れるかね、頑張らなくちゃという感じで、結構弱音を吐くことが多くなりました。
本来の母の性格から言うと自分を鼓舞しているというのではなく、弱音というのが当たっている言い回しです。どちらかというと負けず嫌いな性格ですから。
たまたま明日は私の誕生日でした。明日医院に行くというと、
「えー、その日はお母さんの誕生日でしょ、誕生日に悪いこと聞きに行くなんて…」
といわれてしまいましたが、確かに。
そうかもと思いながら、明日以降は来週になるし、ほんとにそんなに悪い結果を聞くことになるのかしら?
と、そう酷く暗雲の予感もしない私なのですが、そんなにガーンとくるような診断結果が待っているのかしら。
母の主治医の先生の話では、手術をしてもまた潰れるから、ギプスをして過ごしたら。良くはならないから。
という事でした。
段々と動けなくなるようで、自然食欲もなく、心配なところですが、花見の時に顔を見てみると、やせ細るという程酷くも無いので、食事の時間に母が食べないでいると私はこう言います。
「間食したね」
こう冷やかすのでした。