2022.11.29(火)
2日目 ①高山寺 早朝拝観 (8:15~9:15 写真から推測)
今日は高尾の高山寺早朝拝観から始まり、嵐山の渡月橋を眺めて、嵯峨野のトロッコ電車に乗り、早めに宿に戻る予定です。
高山寺の早朝拝観のため、宿は7:15分出発。
朝食は6:30からですが、あまり余裕がないので、食後すぐに出かけられるよう準備をして1Fのレストランに降りました。
高山寺は奈良時代末の宝亀5年(774)光仁天皇の勅願によって開かれ、最初「神願寺都賀尾坊」と称した。
高山寺という寺号は鎌倉時代の初めの建永2年(1206)、明恵上人が後鳥羽上皇によりこの地を与えられ、道場として中興開祖されたときからだそう。(宗派というものはない寺院とのこと)
高山寺バスパーク到着。
今にも雨が落ちてきそうな空模様ですが目で見る紅葉はみごとでうれしくなります。
バスパークから少々の山道(裏参道)をのぼります。
寺院の配置図
山門に着く前に見えた苔むした屋根と紅・黄葉。
12~3分ほどで山門前に到着。
山門から見た庭の黄葉。
これが配置図一番下(南)の建物、石水院(せきすいいん)の入り口のようです。
順次拝観しながら進みます。曇り空でしたが紅・黄葉はすばらしい。
ここで係の方から(もしかしたら高名な方なのかもしれませんが)寺院の由来などお聞きしました。
早朝特別拝観はすがしくていいものです。
庭の紅葉を眺めたあと先に進むと、有名な鳥獣戯画の巻物が展示されていました。
(大はパンフレットから、小は私が写したもの)
すべてではありませんが、進む順に写しましたので巻物の後ろの方からになりました。予習が足りなくて変なところで切れています。
景色も進む順に眺めます。写真はイマイチですが、目で見た実際はほんとにステキでした。
前の人に続いて巡ってしまったのですが、ここが石水院なのか書院なのかがはっきりしません。
木像はヘアスタイルからして中国の子供のように見えます。
ここから間もなく外に出ましたので石水院なのかな~とも。
来たときには気がつかなかった玄関を出て右上の建物。
外に出てから山門前の立看板に気がつきました。
明恵上人は華厳宗興隆を実践、その徳行は皇族・公卿・武士の要人や民衆など多くの信仰を集め、「鳥獣戯画絵巻」に代表される数多くの文化財が集積されたそう。
私たちは眼にすることはできませんでしたが、パンフレットにはいくつかの重文・国宝が掲載されています。
山門を出ると、少し上のところに「日本最古之茶園」の標柱が見えました。
明恵上人は、臨済宗開祖の栄西禅師から宋から持ち帰った茶の種を送られ栂尾の地で栽培を始めた。
ここから宇治へと伝わり、その後日本各地に広まったそうです。
ここにはほんの少しのお茶の木。
お茶の木の石柱から振り返ると高山寺が下に見えます。
帰り道で山を眺めればこちらも紅葉。雨が落ちてこなかったのはラッキー。
バスパークまで降りてきました。
ここから嵐山の渡月橋に廻ります。