2019.6.18(火)~21(金)
二度目の桂林の旅(3泊4日)をしてきました。
桂林はまた行ってもいいなぁと思っていたところ、とねるずの歩き仲間3人が行かれるというので私も入れて頂きました。
旅の内容は前回とほぼ同じ、初めての人向きの漓江(りこう)下りと市内観光。 旅行会社はいつも旅の案内を送って頂いているクラブツーリズムです。
ブログは書こうか書くまいか悩んだのですが、前回の漓江下りの写真をみると、曇っていたためどんよりとした宣伝どおりの水墨画の世界でしたが、今回は青空に恵まれ、緑の映える漓江下りになりましたのでそれだけでもアップしたいと書くことにしました。
カメラは一台壊れてしまい、夜はうまく撮れないカメラしかなかったので夜のクルーズの部は全滅です。
1日目 2019.6.18(火)
成田空港(第2ターミナル)13:50分発 中国東方航空とJALのコードシェアー便。出発は少し遅れたようですが女4人、おしゃべりをして過ごすので全く問題ありません。
昼食の機内食が出たのは午後の3:00。 こうなることは分かっていましたので、空港にいる間にちょっとだけお腹に食料を入れておきました。
日本と中国との時差は -1時間 途中で時計の針を中国時間に合わせました。
このあとの時刻表示は中国時間となります。
乗り継ぎ空港の上海には16:00ころ着だったかと。
今回の旅で初めて写したのが上海空港のトイレ入り口↓ これらの絵表示は日本人のデザインで世界の各地で使われているとか。なんだかなつかしくうれしい感じです。
桂林への乗り継ぎ便出発は18:15分。
搭乗して3~40分ほどでまたまた機内食が出てきました。 これは夕食なので食べておかないと・・。
桂林には20:30ころに到着。
ガイドの徐さん(男性)を紹介して頂きました。 日本からの添乗員さんは落合さん(若い女性)です。
ホテルには22:00ころに着き、それぞれの部屋に入ってシャワーをして眠りに就きました。 この夜から3泊お世話になるのは桂林金龍珠国際大酒店です。
2日目 2019.6.19(水)
2枚目に写したのは翌日の朝、窓から見た景色。
ホテルのすぐ近くのとんがり山、上の方にお堂があります。
翌日の朝、だれかがお堂の前で体操をしているのが見えました。どなたかが住んでいるのかと思いましたがそうではなく、下からお堂まで道ができていて登ることができるのだそうです。
さて今日が旅のメインの漓江・川下りです。
朝食は6:30から。 ホテル出発は7:40分です。竹港という乗船場まではバスで50分ほど。
漓江は全長437km、そのうちの桂林~陽朔間の83kmを4時間かけて下ります。
見覚えのあるところに着きました。
漓江下りをするにあたり、私たち4人は「雨さえ降らなければよしとしましょう」と言い合っていました。
朝のうちは曇り空で水墨画の景色にはちょうどいいかな?と思っていたのですが、徐々に晴れ間が出てきてなんとまあすばらしい日になったこと!
一週間前は大雨の影響で増水、濁流で漓江下りは出来なかったとのこと。なんて運がよいのでしょう。みんなで喜び合いました。
そして2度目の漓江下りで感じたのは「なんだか緑がきれい!」ということでした。これはお天気のせいでしたね!
日本に帰ってから以前のブログ(2017.9月末)を見ると、写真のすべてがどんよりとしていて、ほんとに水墨画の世界だったのです。
最初の40分ほどは見どころはないと言われていますが、なんのなんの、この山の景色が見られただけで桂林に来た甲斐があったというものです。2度目でもすご~くうれしいです。
見る位置により見え方は変わりますが、このあたりが蝙蝠(こうもり)山かも。
山の中腹に花の咲いているのが見えました。
私たちについてきたカメラマンさんは「あれは木の新芽」といっていました。確かに他で見たものは新芽のようでしたが、これは花・・と私は思っています。
途中の漁村?観光用のボートと思ったのは間違いで漁をするための舟かも。
40分ほどして見えたこれは冠岩幽洞(かんがんゆうどう)と名づけられた山。山の形が王様の冠に似ているところから付いたそう。
洞窟もあるらしいのですが、どこにあるのかよくわかりませんでした。 せっかくイヤホンガイドが配られていたのにガイドさんからの詳しい説明はなし。
これは、岩の部分が馬に見えるそう。そう言われれば・・・。
こちらは恐竜?(私が勝手に・・)
これはたけのこ山だそう。
この山には道が造られています。中国ではけわしい岩山であっても道を造るのはお手の物のようで、武陵源(ぶりょうげん)でもびっくりするようなところに道が造られていて驚かされました。
この山には名前はないのかな?
羊の蹄のように見えるところから羊蹄山だそう↓
川岸に生えている竹が独特で鳳尾竹(ほうびちく)というそうですが、初めて来たときから私が気に入ってしまったものです。 これは観光用に川に沿って植えられたものなのだということを今回ガイドさんから教えて頂きました。
村の名、本当は「楊堤↓」と書いていたそうですが、わかりにくいということで今では「羊蹄」になってしまったとか。
サントリーウーロン茶のコマーシャルに使われたのはこのあたりの景色のようです。
遠くに富士とりんご山が見えます。
童子拝観音(真ん中のとがった山が観音さまのように見えますか?)
これは? 文筆峰かな?
少し近づいた富士、りんご山
亀岩やかえる岩などもあったらしいのですが、特に説明もなかったのでわからないまま通り過ぎました。
何時間乗っていてもほんとに見飽きることのない景色。
↑↓ 九馬画山(きゅうばがざん)と言って、がけの模様が9頭の馬に見えるところから名づけられたそう。私にはなかなか馬に見えなくて・・・センスがないということかもしれません。
これは何かな?勝手に名前をつけていいそうですよ。
私には右側がトラの顔のように見えるかな。
特に名前なんてついて無くてもこの景色いつまで見ていても飽きないですね。
一週間ほど前の大雨で川は茶色く濁っています。
11:00過ぎには船内でお弁当が配られました。 頂いた揚げ物などと一緒にランチタイム。
ランチが終ったころに
田螺(タニシ)山が見えてきました(手前の山)。
船が進んで別の角度からみるとひとつに(右)。
五指山らしい。
とうとう終点の陽朔に到着してしまいました。
10月の半ば過ぎに行かれた友人の写真を見ると紅葉がすばらしいので秋もいいですね。
船を下りて、見覚えのある通りを通って陽朔西街(ようさくせいがい)に向かいます。
途中の街路樹に見たことの無い花が。以前はカートに乗って移動してしまったので気がつかなかったか花の時期ではなかったか(2017.9月末ころだったので)
銀厚朴(ぎんこうぼく:モクレン科)だそう。花に芳香があり薬草となるそう。別名玉欄(ギョクラン)
うれしくてたくさん写真を撮ってしまいました。
今回のガイドさんは男性ですが、キャリアがあるせいかとにかくいろいろなことをご存知で詳しい。花の名前もよく教えてくださいます(しかも漢字も的確に)。 私たちにとってはほんとに嬉しい限りです。
一週間ほど前の大雨ではこのあずまや?の丸い門の中ほどまで水が来たそう。痕が残っていました。
このあずまやの説明もあったと思うのですが、メモもなくよくわかりません。
15分か20分ほどで西街(せいがい)入り口に到着。
ここにも銀厚朴(ぎんこうぼく)の大木↓
ちょうど近くに階段がありその上から写真が撮れました。
ツアー旅ですので横道に入ることは無くメインの通りだけを歩きましたが、前回気がつかなかったのか無かったか新しく目に入ったものもありました。
これは良くできた人形ですが、何をしているのかな? ガイドさんは先のほうに行ってしまって聞くことができませんでした。
旅行会社と提携しているお土産やさんは前回と同じ少数民族の方が作っている作品を扱うお店。
西街歩きも1時間くらいあったでしょうか、バスの待つところに向かいます。
ここから約1時間30分ほどかけて桂林に戻ります。
途中バスを降りて見たのが 月亮山(げつりょうざん)。
花崗岩なのでこのような自然の形もできやすいとか。(と言っても何百万年、何億年単位でしょうけれど!)
バスの中から見える景色もすてきなので、居眠りしている暇もありません。
桂林の街に戻って寄ったところは東山魁夷さんとも交流のあったという画家さんや新進の画家さんたちの絵のある画廊。 購入することも出来ます。
奥の方ではお茶をご馳走になれますが、お菓子などのお土産やアクセサリーなどの販売もあります。
30分ほどで外に出ました。
既に4:00近くでしたが、次は穿山巌(せんざんがん)という鍾乳洞です。
時間が遅いので他の観光客は見当たらず。
相変わらず中国の鍾乳洞は赤・黄・青・緑等のライトアップがすごいです。こういう文化だから仕方ないですよね。解説もして頂きましたがメモもしていないので詳しいことを書くことができません。
このあとレストランに移動して夕食。 たくさんの料理も徐々に出てくるので写真には収めにくいですね。
18:00過ぎ、以前泊まったホテル(漓江大瀑布飯店)の近くにきました。
このコーヒーショップ(奥さまは日本人だそう)の前で一度解散。
店の前に咲いていた花。この花もガイドの徐さんはご存知でした。
花の名は使君子(しくんし)。回虫駆除に使われる薬草だそう。
夜のオプショナルツアー・四湖(しこ)ナイトクルーズに参加する人は18:50ここに再集合です。
近くのショーウインドウにあったこれ、何だと思いますか?
答え;サンダル又はスリッパ。楽しい形ですね~!
再集合まで50分しかないので、近くの湖(大瀑布飯店の窓から見えた)までほんの少し歩きました。
逆光ですが、目立つこの塔二つ。日塔と月塔だそうです(2002年築)。
クワズイモに実ができていました。
歩道のほうを歩いてみると、
名のある方の像のようですが・・。筆を持ち、傍らに硯があります。
歩道には石造の白鳥がたくさんあったのですが、ほとんどのくちばしが欠かれていてなんとも残念。
さてさて、19:00からは四湖(しこ)ナイトクルーズです。これももう一度見てもいいなあと思って申し込みました。
4湖(しこ)とは
杉湖(さんこ:サンは杉ですね、湖の周りに杉の木がたくさん植わっているから?)
榕湖(ようこ:榕はガジュマルのこと:ガジュマルが植わっているから?)
桂湖(けいこ:桂はモクセイのこと:モクセイは4種類あるそうです)
木龍湖(もくりゅうこ:どこかに木製の龍がいたのかな??)
前回はこの地図は無かったので位置関係はよくわかりませんでしたが、今回はこの地図のお蔭でいろいろなことがよ~くわかりました。
夜の写りの悪いカメラで写真はほとんどブレてしまいましたが
船から見えるものは前回と同じ
・島から島に散策できる景色(昼に散策するのもいいかも)
・そこに架かる世界の有名な橋(イギリス、フランス、アメリカ、日本、あとどこだったか・・)
・帆掛け舟
・鵜飼いのようす
・途中の館の女性の踊り等
以前は終点のステージでショーがあったのですが今回は無しでした。
帰りの船内の生演奏は複雑な形の竹笛演奏でした。
日本の「笙」という楽器に形(大きさも)は少々違いますが似ていたかも。
ここでカメラの電池も切れてしまって・・・
クルーズの初めころはまだ少し明るくて日塔、月塔はこんな色ですが、すっかり暗くなった帰りには左が金、右が銀色(白)にかがやいていました。(カメラは電池切れで写したくても写せませんでした)
(昼の散策で見た日塔と月塔とは見る場所が違うので位置は逆)
19:50分には陸に戻り大瀑布飯店(前回宿泊のホテル)の前に行くと、ちょうどホテルの屋上(高さ80m)から幅78mの窓全体を伝って流れ落ちる「滝」の時間でした。10分間だけですが、これにかかる費用が一日100万円だそう・・ おどろきーーー!
ですが、これはホテルが出すのではなく観光客に喜んでもらうためと政府が出しているそう。それならね~と納得しました。 この場面は写真に撮っても全く滝感は出ないので実際に見るのがいいですね。もっとも私のカメラは電池切れでしたけれど・・・。
近くで待っていてくれたバスに乗り、ホテルに戻ったのは20:30ころ。 交代でシャワーをして22:00ころには休むことができました。
なんと盛りだくさんな一日だったことでしょう!
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