かあちゃん日記

毎日の出来事と一緒に、見たい事・知りたいこと・知ったこと・見たことを書いていきます・

『元気をもらう』

2006-12-20 16:40:46 | Weblog
昨日今年の納めにパーマやさんへ行って来た。

彼女との付き合いは店の開店当時からだから、かれこれ40年近い。

お客さんもそれぞれ長い付き合いの人が多いので、顔見知りだったり初めて会ってもすぐ話に乗って来やすい雰囲気が有る。

従業員も止めてからは一人で頑張っているのであらかじめ電話してから行く。

夫婦そろってドライブ好きなので、旅情報やグルメ情報はたいていここが発信地だ。

先日も従姉妹や姉妹おさとのばあちゃんを連れて6人連れで温泉に行った話で大笑いした。何しろ平均80歳近いので大変だ。

そこから先日ニュースで特集していた元気オバアチャンの話になった。

徳島県の上勝町のお話。

       <つまもの百選>

(3)「彩」事業
 上勝町が言う「彩」とは、紅葉、柿、南天、椿の葉、梅・桜・桃の花など、料理のつまものに使う材料のことで、これを商品として販売している。他に松葉や稲穂などで作った祝膳用の飾り物や箸置き、食用の山野草、食用花などを出荷している。上勝町は以前から花木の産地であり、簡易なハウスで枝物を早く開花させ花市場に出荷していたが、JA職員がこれら小枝が料亭などの盛りつけ飾りに重宝されているという情報を得て、昭和61年から試験的に取り組みはじめた。これらの生産物は軽量であるが付加価値が高く、女性や高齢者でも容易に生産に携わることができることから、生産設備に大きな投資をすることなく地域に残った人たちだけでも十分対応可能となっている。当初は年間100万円程度だった出荷額も、現在では約200名の生産者で、年間2億円の規模にまで成長してきている。


今最盛期の料理の添え物『はもの』が市場や高級料亭からドドーッと農協に注文が来る。

それを190名のオバアチャン達に一斉にファックスするのだが、そのリストを見て携帯等から自分が出荷できる品物を係りに告げる。

全く競争だ。
受注できたら81歳が規定の大きさのハッパをとりに山の中へ走る。

ハウスで栽培している紅葉やヒイラギなどもある。

それを1時間以内でパック詰めをして農協へ納入する。

倉庫にはライバルの品物が積まれているが、その品定めをして良し悪しを確認し、自分も負けない品物を作り出そうと努力する。

午後にはパソコンに今日の出荷分の代金と出荷者ランキングが出る。
14/109なんて順位が下がると悔しかる83歳。

今から木の葉を育てるために種を蒔く。

係りが『今からそんなことして・・・』というと『100歳までこの仕事をするんだから。』と答えが返る。

孫の新居は、ばあちゃんがお金を出したのだそうだ。

ひ孫もたっぷりお小遣いをもらい、『「PS3]かってもらった。』なんて笑う。

夕食の中心は笑のひいばあちゃんだ。

何しろ80歳過ぎても現役で、年収500万から1500万円だって。

おせちや折詰めの南天や、お弁当の紅葉、クリスマスの七面鳥のヒイラギなどアダや疎かでは見られなくなったぞ~


コメント (4)
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