以前、葉山の海岸近くで富士山が見える所は、実は塩害の場所だよ、という話をつぶやきました。今日伺った所がそれです。
草取りは建物の周りの生い茂った雑草を刈ったのですが、残り半分は明日にしてということで二階でお茶。広い部屋20畳はあるでしょう、それが3部屋全面大きなガラス戸、その向こうは相模湾が一望、でも富士山は見えない、雲があるから。その話はしませんでした。
庭の草取り以外にもやってもらえますか、との話です。
昨年東京から引越してこられたそうです。息子さんは医者で東京の病院へ通う、その方が90歳のご婦人、自分の身の回りのことはやれるが、と言いつつガラス戸拭きを頼めないかとのこと。立ってガラス戸を開け、外側を指で触るとザラつきます。見えないが塩です。
ここはまだいい方、下はもっと酷いそうですと言われる、以前と違って雨戸を作らないからとも。
今年の夏、昨日行ったお宅からの帰り、この家の前を通りガラス戸全面の見事さにちょっと立ち止まって見たことを話しました。息子さんが時々綺麗に水で流しているとのことです、息子さんと相談して決めましょうと云うことになりました。
見る家と住む家では違う、家は見るものではなく住むもの。
見る富士山と登る富士山では違う、富士山は登るもの。いや、これは全然違う話でした。