kaeruのつぶやき

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続・俳枕 熊本城。

2016-05-02 21:21:02 | kaeruの五七五

   先日の「てんがらもんラジオ」で向井さんが熊本城は西南戦争の激戦地になり城自体が大きな損傷を受けたと話されていました。この写真に明治初期(1874年)とありますから西南戦争(1877年)前のものでWikipediaに寄ります。セピア色が城の風格を浮き立たせています。

下は今回の震災前の城を空から撮ったもので、Google Mapsに寄ります。

注:写真を拡大してみましたら熊本城の瓦が落ちています、罹災後写したものでした。

⭐︎部分を拡大してみます、

これを19日に撮ってあった熊本城と見比べて下さい。

熊本城を詠んだ俳句の紹介の続きです。

角川版ふるさと大歳時記の『九州・沖縄ふるさと大歳時記』の該当頁です。30日に紹介済みも含まれています。

熊本城

   城壁の鼠かえしに花はこべ      西本一都

   石垣の反りも余寒の熊本城      新   登茂

   旅人に城門開く朝桜                田中法子

   樟若葉師団は失せて城のこる    久米はじめ

   銀杏若葉も谷干城も雨の中       桜庭敏子

   色鳥や肥後一国を俯瞰する       小谷雄二

   熊本の城の銀杏小粒なり          野村   佑

   銀杏散りつくし熊本城は黒おどし    藤浦妙子

   熊本城井戸深々と涸るるなく     加藤武城

   石垣に人のかくるる冬の城        則元   京

   遠くなるほど鮮やかに寒の城     村崎望有子