今日は番組を視聴しながらアイパッドの画面が安定せず、ゲストの三角清子さんの話を聴き取ることが殆どできませんでした。録画を見なければと思いつつ終わったのです、がその時ももしやという不安があり、その不安が当たってしまい録画がありません。
三角さんは1年前の4月30日にゲストとして映画「ゆずの葉ゆれて」の制作をあつく語っています。完成した映画の宣伝用チラシから、
チラシには「本当の幸せとはなんだろう。」の問い掛けがあり、「鹿児島の自然の中で暮らす老夫婦に別れが近づいた時、家族同然に隣に住む少年は、いくつもの涙を越えて昭和を生きたふたりの姿を知る。きずなと思いやりに触れ、少年は一歩前に踏み出していく。」とあります。
三角さんが配役を頭に浮かべた時、まず老婦人役に松原智恵子さんを据えたそうです、そして松原さんに相応しい夫役に津川雅彦さんを配したと言われました。ですからチラシに「幸せとは」の言葉とあわせて
「おじいさん、皆は苦労ばかりだったねというけど、私は幸せでしたよ。」
の1行が書かれているのです。
私もまた老夫婦の一方であるのでこの言葉の場面ではつい涙をふくことになるでしょう。
原作者の佐々木ひとみさんもこの映画を観て、
「冷静に、冷静に、とは思っていたのですが、しょっぱなから泣きっぱなしで、途中から、恥ずかしいし、めんどくさいので、涙をぬぐうのをやめました(笑)。」
ですから我が老夫婦共々泣けてくるのでしょう、久しぶりに気持よく泣ける映画です。
鹿児島から日本全国へ、そして日本から世界へ「本当の幸せとはなんでしょう?」と問いかける映画です。