こんな日は、と書き出せば『折々のうた 三六五』とか『365日で味わう 美しい日本の季語』などを引っ張り出して今日の頁を開き、なにやらかにやらを引用するのは今夜はやりません。
これがありますので、
何しろ「万能」ですからどんな気分の時でもよく効くのです。
例えば、
亡き妻のという句を早く作りたい
と詠んで「藤沢」という地名に氏名があります。
こういう思いも及ばない五七五を目にすると、川柳は凄い!と只々恐れ入るだけです。私にはこの人・関某氏の真似は出来ません。
がんばれと大書きしてある遺言書
この遺言書かなり余力のある時期に書かれたのでしょう、心がけるべきことです。
番犬のはずがシェパード盗まれる
よほど住み辛い家だったのでしょう、反省すべきです飼い主は。
遠くから値切る私を見る主人
これ身に覚えがあります、でも大阪のご婦人の詠まれたもの。
句が書いてあるよと名刺返される
どんな句かというと、
推敲をする気はあるが語彙がない
とか、
これぐらい下手なんですと傘ゴルフ
とか、
贅沢な会社だ俺が電話番
なんかでしょうか。
お後は宜しい様に。