kaeruのつぶやき

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思考 = 思い考える、でしょうか?

2017-09-15 23:31:39 | 非詩的なつぶやき

  この秋は思い考え動く秋(とき)

昨日の「つぶやき」の締めにつぶやきました駄句ですが、この時は「思考」というのは「思い考える」ことという程度の理解でした。

と言ってももう少し深い意味があるだろうとは思っていました。

こんな「解説」もありました。

文字面解説では物足りないので、読みかけの寺沢恒信著『意識論』を広げたら、第1部 第3章 第4節「思考」にこんなふうに書かれていました、

【 周囲の事物や現象を知覚し、また以前に知覚したものを想起して、これらの知覚や想起にもとづいて行動しただけでは目的を達成できない状況を「問題状況」という。問題状況においてなんらかの他の知識を媒介として間接的に問題を解決する・すなわち与えられた目的を達成できるように行動の仕方をみいだす意識の働きを「思考」いう。】

行き詰まった!? どうする、という状況が「問題状況」で、今までの俺の知識と経験ではお手上げだ! なんとかしなければヤバイ!ということで、「他の知識を媒介」として「間接的に問題を解決する」「行動の仕組みをみいだす意識」の働きが「思考」だ、という訳です。

こういう小難しいことを書く人が丁寧な人の場合、具体例で説明されます。寺沢さんも丁寧な人ですから、具体例がありますが、そこは明日に。


感じ、思い、考え、行動へ。

2017-09-15 00:36:43 | 「てんがらもんラジオ」

「てんがらもんラジオ」第286回はこちらで視聴を、

http://www.ustream.tv/recorded/107908167

今日は石神紅雀さんの「川柳教室」で題は「考える」でした。投稿された41句と入選句等は村永さんのブログで、

てんがらもん286回の報告  。

川柳で「考える」が題になってどう詠むかと思いつつ、フェイスブックで見た赤ちゃんの笑顔が思い出されてきました、

生後三ヶ月位でしょう、はじめて両親の声を聴くのです。

この泣き顔が、

大きくしてみます、

両親と言葉で繋がったのです、その言葉が愛情そのものです。

ぜひ「音=言葉」入りで視聴してみて下さい。

私のFBです、

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=118506198854207&id=100020844812524#

このFBの7月28日です。

https://www.facebook.com/yotsubaclocer/


生後2ヶ月くらいから乳幼児の笑顔はそれまでの生理的反応としての笑顔から意識的な反応に発達しているのだそうで、ヒトの表情から人間の表情へと発達したのです。この子の両親への愛情と信頼が一体になって感情の芯がつくられ、思ったり考えたりする能力がつくられていくので、先週の黒川さんの言われた「平和教育」のはじまりです。

私自身が再度補聴器を使いはじめて、この子の笑顔が強く印象に残りました。小鳥の鳴き声が補聴器によって聴き取れたり、妻の声も聴こえます、となると赤ん坊の笑顔に通づるものがあります。この赤ん坊もこれから音としての言葉から文字としての言葉を獲得しそれを使い、感じるから思う、そして考えるという人間としての能力を豊に身につけていくのです。

あらためて先週の黒川さんが前迫さんに言った「なぜこう思うのか、どうしてこう考えるのか」について触れてみます。この「なぜ、どうして」には「そこをつきつめて思い考えることが、貴女(前迫さん)の言動を正しくし力強いものにする」という期待があったからでしょう。

秋はもの思う季節だそうです、「思考」と言われるように思い考える時期です。それに「この世界北米中ソ考える」87歳の津曲さんの句は、被爆国日本が「考えよ!」と北米中ソに示す句であり、日本人としてそう行動すべき時期だと読みとり一句、    

   この秋は思い考え動く秋(とき)