kaeruのつぶやき

日々のつぶやきにお付き合い下さい

資本論の時間。

2017-09-29 23:45:13 | kaeruの『資本論』

   今日は資本論の講読会で、自分の報告ではないがゼロ状態ではダメだと思い午前中該当部分に目を通してみました。と言っても『資本論』本文でいくと第三巻p663から766、とても読めるものではありません。

   例によって不破さんの『講義集』なら50頁ですから、と思い目は通したのですがここはかなり大変なところでした。第三部第24章から第27章まで、24章は別にして25章から「信用論」ー信用制度のもとでの資本の運動の研究ーに入るのですが、これが大変なことなのです。

   「ことなのです」などと理解したような書き方をしましたが、とんでもないことで、不破さんの本では、信用論の草稿がなぜ未完成となったのか」と見出しがあり、「信用論というのは、『資本論』第三部の草稿のなかでも、いちばん未完成な部分です。」とはじまり、マルクスが信用論については他の部分と違い下書きなし準備なしで「『資本論』の本文をいきなり書き始めた」のでした。

   不破さん「私は、ここに、信用論草稿の未完成の粗さということの根拠がある」と思うと言ってます。ですからエンゲルスも編集には大変苦労をして三度も失敗した、と手紙に書いているそうです。

   不破さんはマルクスの資本論草稿の研究も踏まえ、エンゲルスの編集の仕方には、かなり大きな問題があることが分かってきたと記しています。そして、講義集では「マルクスの草稿の組み立てと、それをエンゲルスがどう編集したかのあらましを、比較し」一覧しています。さらに、「現行第二十五章の問題点」を指摘し「マルクスの草稿の原型を復元する」として「復元版」を示してくれています。

   そういう部分であれば一筋縄では分かるわけがない、と悟って午後参加してきました。報告者は無難に報告書をまとめ淀みなく報告し終わり、筋の通ったと思われる話で、不破さんの指摘を持ち出す場面も見出せず、これはこれあれはあれなのか、と意味不明の納得で帰ってきたのです。

   それにしても、大書『資本論』も次には最後の巻に入る訳で、頂上が見えてきたの感です。今日も論議中に「今回の解散騒ぎ新党騒ぎも、結局は日本の政治の行き詰まりから来ている、その元は経済の行き詰まりだ。そこをどう打開していくのか、そこに根元がある。」などとの喋ってきました。

  『資本論』学習の効果は、「政治の奥に経済あり」の視点視野を持つようになり長期の見方ができるようになっていることかも、と思います。


総選挙点描ー34ー 日本共産党 と 北極星

2017-09-29 18:23:52 | 「しんぶん赤旗」週間日誌

FBFで日本共産党鎌倉市議の高野さんのFB、

この北極星を見まして思い出したのが、

この全文は、

http://blog.livedoor.jp/mark22003/archives/51422203.html


さらに、

 「北極星」の部分を、

以上の意味において日本共産党はこの国の希望です。また日本の政治の行く方向を示す北極星です。日本共産党が日本の政治の希望としてあり続けることを願ってやみません。


意思の上にも二年。

2017-09-29 10:38:24 | 「てんがらもんラジオ」

今回の番組視聴は、http://www.ustream.tv/recorded/108339700

 今日のゲストの酒井さんは2回目、前回は2015年8月で2ヶ月前に事業所を開設したばかりでした。今回酒井さんの肩書き(就労継続支援B型事業所ウイング代表者)から就労継続支援事業を検索してみました。

このURLは、http://wingcolors.com/page8.html

この事業所は愛知県豊川市ですので、酒井さんの事業所と同じ名前ですが事業内容が同じかは分かりません。

文字の部分を拡大してみます、

【内容】の(2)は「工賃の支払い目標水準は、自ら設定します。地域の最低賃金の1/3の額を目安とし、かつ、前年度の実績額以上を目指すものとします。」と書かれているのです。また「月額3000円程度の水準」ともあり、これらには障害者が働き続けるために、この事業の役割の大切なことと同時に困難さも伝わってきます。

酒井さんの言われた農業と福祉を結びつける事業活動は、全国的に「農が持つ福祉力の活用」として取り組まれています。ネットには「障害者が地域農業の担い手」などと書かれていますが、酒井さんの事業所では農業とあわせ、住民のニーズに応え地域に出ての作業にも参加されているとのことです。

障害者が自分の可能性を見出し、社会人のひとりとして成長したいという夢、その夢を実現させるためのサポーターになることを自分の夢としてきた酒井さん。その夢の出発点を今回も話されていましたが、前回の私のブログには、

40年位前の高校生であったとき、障害者のスポーツ大会にボランティアとして参加してこの人たちがスポーツに取り組む姿勢に大きな感銘を受けます。そして障害者のためになる仕事をしたいという思いを抱くことになったのです。

とありました。

その夢に向おうとして子供さんに反対された時、子供さんをボランティアに参加させたら「お母さんの気持ち、よく分かった」と言われたそうです。自分が夢の実現に邁進するだけでなく周りの理解をどう広げていくか、障害者支援事業では特に大切な心得だとの教えです。

タイトルは「石の上にも三年」をもじったのですがまた一年後二年後、子供さんとも共有した夢が、地域にさらに広がった様子を聞かせてもらえると思います。